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2008-7-7 12:07

シマノ ジャパンカップ投(キス)釣り選手権 第24回全国大会-イベント情報(SHIZENCLUB)

豪腕うなる大遠投で悲願のV 草野満選手は距離を競うキャスティング大会でも上位入賞の常連。空気を切り裂く強烈なキャスティングにはギャラリーから驚嘆のため息が漏れた 7月5日〜6日、鳥取県米子市の弓ヶ浜で、シマノが主催するジャパンカップの投げキス釣りの全国大会が開催された。 参加した選手は、全国で2,300人の中から各地で開催された地方大会、セミファイナルを勝ち抜いた11名に、昨年の同決勝大会で上位に入賞した3名とシード権獲得戦1位の選手、さらに3名の招待選手を加えた計18名。競技は6人ずつ3つのブロックに分かれ1回戦2試合を行い、各ブロック上位2名の計6名で2回戦、さらにそれぞれの勝者3名で決勝戦を戦う。勝敗は釣り上げたキスの総重量により決まるが、1回戦のみ重量に応じて付与される勝ち点制となっている。 天気予報では降水確率が低く、四国南部では梅雨明けとなった翌日ではあったが、初日の朝はどんより曇り、選手が集合した午前8時の時点では大粒の雨が降り始め肌寒くさえあった。しかしそれも束の間、競技が開始されるころには雨が上がり、晴れ間が見えはじめると気温がグングン上昇し、夏らしい好天となった。 初日が終了した夜は2回戦の抽選会を兼ねた懇親会が開かれた。会場には米子市長(右下)やゲゲゲの鬼太郎も駆けつけ、大いに盛り上がった 北からA、B、Cの順に、それぞれ200mが設定された競技エリアは、全長20kmにもおよぶ長大な弓ヶ浜の中ではほんの一点にしか過ぎないが、ブロックによるムラは大きく、1回戦では平均してよく釣れたCブロックと逆のAブロックでは平均で200g以上もの差が出た。 午前中に行われた1回戦の第1試合では小町和弘、石田高生、西向雅之といった地方大会を勝ち上がってきた選手が各ブロックにおいて一歩抜け出たが、午後からの第2試合ではシード、招待選手が、その実力を見せつけるかのごとく追い上げ、昨年覇者の高橋明男、草野満の両選手が2回戦の6名に食い込んだ。 2日目に開催された2回戦は6名が2名ずつの3ブロックに分かれ、1回戦より40分短い1時間50分で行われた。Aブロックは高橋明男と小町和弘、Bブロックは西向雅之と谷本栄一、Cブロックは草野満と石田高生の各選手がマッチプレーで対戦し、それぞれ小町和弘、西向雅之、草野満が勝負を制した。また決勝戦の前には、決勝戦進出選手以外の15名で来年度のシード権獲得戦が行われ、深田祐二選手がこれを得た。 左から西向選手、草野選手、小町選手。草野選手にとっては悲願のV。自らが得意とする遠投での勝利だけに、喜びもひとしおであった 決勝戦は太陽が高く昇った11時から行われ、焼け付くような炎天下での戦いとなった。これまでを遠投で勝ち抜いてきた草野選手は「大会に参加しているのはいずれもテクニックに長けた巧者ばかり。同じラインで勝負するより、少しでも遠くのエリアに賭ける」と語り、決勝戦でも戦法を変更することなく遠投に徹し、8色=200mの彼方を探る。キススペシャルAXを大きくしならせるダイナミックなフォームには、キャスティングのたびギャラリーから驚嘆の声が上がった。2回戦までの戦いでは近投でも数が拾えたが、結果的には遠投に軍配が上がり、3位をダブルスコア、2位を100g以上引き離す圧勝。キス釣りトーナメントの常連であり、遠投を競うキャスティング大会においても名の知れた草野選手が、ついに悲願のジャパンカップを手にした。 ◆ 大会結果 1位 草野 満 450g 2位 西向雅之 344g 3位 小町和弘 218g

イベント情報(SHIZENCLUB)

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