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2008-9-8 19:39

2008シマノ ジャパンカップ鮎釣り選手権全国大会-イベント情報(SHIZENCLUB)

強さ本物! 終始トップで小沢聡選手3度目のV 初日終了後の懇親会では、翌日に開催される準決勝の組み合わせ抽選会が行われた。左から小倉吉弘、小沢聡、河上祐一、小倉均、平文暉郎、布施守仁の各選手 9月6日〜7日、島根県益田市を流れる高津川(たかつがわ)で、シマノが主催するジャパンカップのアユ釣りの全国大会が開催された。 競技に参加したのは、全国14か所で開催された地方大会にエントリーした2403名から勝ち上がってきた選手に、昨年の同大会でシード権を得た選手などを加えた17名。競技は1回戦が3ブロックに分かれて3試合を行い、各ブロックから上位2名を選出。準決勝はそれら6名を3組に分け、上位3名で決勝を戦う。 競技会場となった高津川は、全国116の一級河川で水質が1位に選ばれた清流で、河口から源流までダムがなく、天然遡上かつ高品質のアユが釣れる川として知られている名川。 (上)決勝戦の序盤40分。下流の深場で良型のアユを抜き上げる布施選手。上流に入ったラスト40分では得意のチャラ瀬を攻めて追い上げたが、序盤に許したリードは埋めきることができなかった(下)優勝した小沢選手のラスト40分は、大勢のギャラリーが見守る橋の下。その卓越したテクニックには地元のアユ師も感嘆しきり。ここで手堅く4尾を釣り、同大会3度目の優勝を決めた しかし、昨年は渇水による水位低下で親魚が海へ下れず、また海水温の上昇により多くの稚魚が遡上前に死滅するなどの苦難があり、今年も決して良い状況とはいえなかった。このようなコンディションのためか、初日に開催された1回戦の各試合では0尾に終わる選手も続出する苦しいスタートとなった。 そんな中、過去2度の優勝経験を持つ小沢聡選手は3試合それぞれで結果を出し、終わってみれば計32尾と、2位に12尾もの大差をつけ1位で1回戦を突破。その好調ぶりから、早くも優勝候補の最右翼と目されていた。下馬評通り、翌日の準決勝でも小沢選手の勢いは衰えることなく、対戦した小倉吉弘選手に8尾対3尾で快勝し、6名中トップの釣果で決勝へ進出した。 午後からの決勝戦は準決勝のマッチプレーを制した、小沢選手、河上祐一選手、布施守仁選手の3名で争われた。会場となった日原(にちはら=津和野町)の通称「消防署前」は、網が入らない友釣り専用区だけに好釣果が期待されたが、小沢選手が「追うのが下手」と表現するように掛かりが悪く、意外と手ごわい。 (上)左から布施選手、小沢選手、河上選手(下)2日間で釣り上げられたアユは地元の福祉施設に贈呈された。また懇親会と表彰式には「全国で2番目に若い市長」の益田市: 福原慎太郎市長 (左から2人目)も駆けつけ、祝辞とともに高津川の清流をアピールした しかし、小沢選手は序盤の40分で6尾を釣り、伸び悩んだ河上、布施の両選手をそれぞれ2尾、3尾の差でリード。場所を入れ替わった次の40分こそ2尾に終わったが、ラスト40分で手堅く4尾を追加。一方、他の2名は終盤で追い上げたものの差を詰めることができず、結果的に序盤のリードを保った小沢選手が逃げ切って優勝を決めた。最初に入った上流では得意なポイントだけを攻め、後の下流、中流では他の2名が攻めなかった筋を狙い打つ戦法は、試合終了後の総評でも絶賛されたところ。卓越した釣りの技量に加え、試合運びのテクニックも身につけた小沢選手の強さは、来年以降もまだまだ続きそうだ。 大会結果 1位 小沢 聡 14尾 2位 布施守仁 11尾 3位 河上祐一 9尾 ※オトリ2尾を含む

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