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2008-9-17 14:20

新子釣りごろ 庄内アオリエギング釣行-フィールドレポート(SHIZENCLUB)

庄内のアオリイカが狙いドキ。地元ばかりか仙台や福島の釣り人にも人気です 当日の釣り場は由良〜鼠ヶ関にかけて。明るくなり始めた5時頃に釣り場着。西風が強かったこともあり、朝のうちに回る予定の釣り場=由良白山島(写真左上)、米子漁港(写真左下)をチェックしながら鼠ヶ関の弁天島灯台下(写真右)へ入った。灯台下はかろうじて風裏な感じ。釣り人は関口正之さん 庄内のアオリイカが盛期に入った。全国的なエギングブームの立役者であるアオリイカは、東北でもやはり人気釣種で、アオリイカの魚影が少なく、普通はヤリイカなどほかのイカがエギングのターゲットになる太平洋側にさえ、アオリイカファンは多い。では太平洋側のアオリイカファンはどこでロッドを振るのか、というと、それはやはり魚影の濃い日本海側。中でも庄内から新潟県北部の一帯は、仙台や福島など東北太平洋側南部の釣り人に人気が高い釣り場になっている。 そんなわけで、ここ7年ほど毎年アオリイカシーズンになると、仙台から庄内へ足繁く通い続けている関口正之さん(現在は隣の名取市在住・チームSEARCH所属)の釣行に密着。メーカー主催のエギングトーナメントで優勝の経験もある関口さんだが、アオリイカのエギングは7、8年前の全国的に流行り出した頃から始めたそうで、その前はほぼバス釣りしかしなかったとのこと。バス釣りからエギング(&ほかのソルトウォーターフィッシング)という典型的な最近のルアーマンの図式で釣種を移行した関口さんに、実際にロッドを振ってもらいながら仙台→庄内エギング釣行のおもしろさについてもお話をうかがった。興味はあるけれど、まだ手を出していない太平洋側の人は注目なのだ。 仙台から牡鹿へ行くのとたいして変わらない。そんなわけで通うようになる 上)弁天島灯台下(左上)と御門島の外海側(右上)の様子。外海に面するポイントは強い西風で釣りづらい状況。一応誘ってみるも反応はなく、波っ気のせいもあるだろうが、イカの姿は見えない。下)ちなみに鼠ヶ関漁港周りの島は、島といっても漁港とつながっており、いずれも徒歩移動可能(道や階段もある)な地磯。秋らしい気持ちいい青空の下、磯をテクテク歩いてイカを探す 庄内のアオリイカ人気はとどまるところを知らない勢い。地元はもちろん、仙台や福島などからの釣行者が増えたこともあって、数年前からエギンガーの数が急増し、いまや週末はエギを投げる人の姿があちこちに見られるようになった。なので釣行日は9月9日の火曜日。平日ならば当然人出は減る。これも釣行のひとつのコツなのだ。仕事柄土日しか行けない、という人は、とにかく人のいないところに入ることが大切になる。当日選んだ釣り場は鶴岡市の由良〜鼠ヶ関エリア。ここは海沿いを国道7号線が走っているため、初めてでも釣り場が非常に分かりやすく、無茶な駐車は厳禁だが、少し歩くように心掛ければ駐車スペースにも困らない。これもこの釣り場が地元以外の人にも人気がある理由だろうけれど、釣り人の姿や地形をチェックしながらポイントに入れば、休日でも竿抜けを見つけることはまだまだ可能(ただしよそ見運転には注意のことね)。週末にしか釣行チャンスがない人は、人がいる釣り場をあえて外してみると、意外な場所で爆釣にぶつかるかも。 当日は朝5時頃に釣り場へ着くように仙台を出発。この日は鶴岡ICまで山形道を使ったが、関口さんは普段、高速道路を使わずに下道のみで現地入りするそうだ。「夜中に走るので、下道でもそんなに時間かからないですよ。釣行費を抑えられますしね」。ちなみにハイシーズンの釣行頻度はほぼ毎週。「最初は『遠いよな〜』って抵抗があったんですけど、行ってみたら仙台から牡鹿(宮城県牡鹿半島)に釣りに行くのとそんなに変わらない感じ。普通に通うようになりましたね。ただ、今はガソリン代が…。前は1人でも普通に行ってましたけど、今は3人くらいで行くとか工夫したほうがいいですね」 西風が強く風裏へ避難。無風時の釣行でも次回に備えて風裏はチェック 左上)御門島の風裏をチェックしてみると、チビイカの追い発見。右上)で、本日の1杯目。チビですが、とりあえず1杯は1杯。下)チビイカや食べる分以上はリリース推奨。イカに触らず、エギをくるっと返して放してあげましょう さて、朝5時頃に現着した釣行日。まずは由良漁港横の一級ポイント、白山島の様子を見てみると、予想以上に西風が強い。前日の予報からある程度は覚悟していたのだけど、それを上回る勢いで、外海側のポイントでは釣りになりそうにない程度。明るくなってすぐはいまいちエギへの反応がよくないケースも多いし、「鼠ヶ関なら風裏のポイントもあるので、鼠ヶ関からやりましょう」という関口さんの提案もあり、ひとまず釣り場をチェックしながら南の鼠ヶ関方面へ向かうことにした。この時季の庄内は徐々に西風の日が増え出す。そして海岸線がほぼ真西に面した庄内海岸は、西風が吹くと大半のポイントが使えなくなる。その中で貴重な風裏を憶えておくと強い。これも庄内のエギングのコツなので、たとえ風がない日の釣行だとしても、次回の釣行のために風裏になりそうな場所を見ておくといい。 途中、同じく好ポイントである米子漁港をひと眺めし、最初に入ったのは鼠ヶ関漁港の弁天島灯台下(マリーナ側)。ここは弁天島が西風を遮ってくれるため、西風の影響は少ない。イカの魚影は濃く、風がないときでも入れ替わりに人が入る一級ポイントのため、イカは相当スレているものの、西風のときには貴重な風裏ポイントになる。当日も同じ考えだろう、同島内には数名のエギンガーの姿が見られた。ちなみに鼠ヶ関漁港(鼠ヶ関港の一部)は、弁天島、御門島、よこあじ島の3つの島を堤防でつないだ格好の漁港で、3つの島は堤防から歩いてエントリー可能。どれもアオリイカの好ポイントになっている。

フィールドレポート(SHIZENCLUB)

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