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2008-10-1 17:46

漁火きらめく三陸沖は秋イカの季節-フィールドレポート(SHIZENCLUB)

乗りがよく、サイズも揃う、越喜来沖の秋スルメ好シーズン 第二荒神丸は午後5時に崎浜漁港を出船。まもなく越喜来湾沖のポイントに到着し、明るいうちはまったりとした時間を過ごした。北上山地に日が沈み始めると、いよいよ釣り本番 釣って楽しく食べて美味しいイカは、日本各地で人気の釣りモノです。イカの宝庫として名高い三陸沖では、初夏から冬まで、長い釣期でスルメイカ、ヤリイカ釣りが楽しめます。秋に入るとスルメイカは大型主体になり、数釣りの夏とは違った釣り味があります。ズシン!と伝わる衝撃的な乗りと、パワー感じるジェット噴射の重量感は最高です。多点掛けを狙い、素早い手返しで数を伸ばす夏の釣りが人気ですが、秋の大型スルメは、夏のように多点掛け連発とはいかないものの、誘いと仕掛けにこだわり、重量感あふれる乗りを楽しめます。自分のペースで釣りを展開できるところがあるので、ベテランだけでなくイカ釣り入門にもオススメです。そんな秋イカの乗りを味わいに、越喜来湾へ釣行してきました。 予約した三陸釣具店に寄って、オーナーの森さんから話をうかがうと、「イカは大きいのばっかりで、いっぱい掛けると重くて巻くのが大変だよ!」と笑顔。乗船する第二荒神丸の江刺船長オススメの仕掛けと水中ライト、120号のオモリを購入して崎浜漁港に向かいました。やはり日々変わる現場の情報をタイムリーに得ることは、釣果につながる大切なものです。 タックルについては、仙台湾で使っているものと同じでいいでしょう。竿はヤリイカ竿やビシ竿と明記されているもので、100号負荷前後の1.5〜2.4mくらいの長さが使いやすいと思います。操作性と乗りの感度を優先するならヤリイカ竿に多い先調子、バラシを減らすなら胴にかかる調子のもので、以前は電動乗り調子などと明記されていたものや、近年流行の軟調のビシ竿などがよいでしょう。使う仕掛け、釣り方によって調子の好みが出てきます。私はブランコ仕掛けなら先調子、直ブラや直結仕掛けなら胴にかかるものと使い分けています。 リールはPE4〜6号を200〜300m巻ける大きさの電動がいいでしょう。私はシマノの電動丸の3000番を愛用しています。大型のスルメイカがツノ数だけ掛かれば、水圧もあり、巻き上げの負荷は相当なものなので、パワーのあるものを選ぶのがいいと思います。このクラスならオキメバルなどの根魚釣りにも使えるので、使用頻度は高く、重宝するものです。 イカ釣りは仕掛けと釣り方のバリエーションが豊富だからこそ奥が深い 同行した庄子さんも順調に釣果を重ね、三陸のイカ釣りを満喫。この日は荒れ後で乗りっ気が渋かったのだが、直結ブランコの誘いが効いたそうだ 出船港の崎浜漁港に着くと駐車スペースには数台の車が停まり、数名の釣り人が乗船準備をしていました。夏イカの盛期ほどではありませんが、平日でも数艘の釣り船が出船するほど三陸のイカファンは多いのです。いつも笑顔の江刺船長に挨拶して荒神丸に乗り込みます。8名の乗船で午後5時に岸払い、沖に向かって走ります。15分ほどで船は止まり、パラシュートアンカーを入れ、船が安定したところで「ハイ、やっていいよ〜」の声が出て釣り開始となりました。 まず、オッパイバリと浮スッテを組み合わせた自作の直ブラ(直結ブランコ)5本ヅノ仕掛けから始めてみます。直ブラと呼ばれるのは、幹糸にハリスを出さず、ツノをエダに結んだ仕掛けのことで、この仕掛けのメリットは落とし込みの誘いが抜群に効き、シャクリからの巻き落としなどでツノの動きがダイレクトに伝わり、そして取り込み時の絡みが少ないことです。江刺船長推奨の仕掛けも直ブラの浮スッテでした。 重要なのが仕掛けの選択と投入、取り込みの手順です。日中のイカ釣りなら、一流し一投になることが多く、投入器は必需品ですが、東北では集魚灯を点けてアンカリングする夜釣りが多いので、ツノを手に挟んで取り込み、投入を行うスタイルと、マットを使いツノを並べていくやり方の2通りが多く行われています。私はトラブル少なく安全に釣ることができるので、マットを使う釣り方でやっています。荒神丸には釣り座にツノ用マットが準備されているので便利です。 投入の手順はオモリから順に送り込むように入れて、最後に水中ライトを入れてからリールのクラッチを切ります。こうすればバックラッシュも防げます。ライトの上にヨリトリリング、ベアリングスイベル、中オモリなどを付けると、幹糸のヨレを減らすだけでなく、重さで道糸が張り、投入、取り込みでの竿先の絡みを減らすのでオススメです。直結仕掛けを使うなら、中オモリは必需品です。 仕掛けの選択は、スルメイカなら布巻きの浮スッテ、オッパイバリ、プラヅノ14〜18cmなどで、ダブルカンナ(2段傘バリ)の5〜8本ヅノが標準です。時折、直結の15本ヅノ仕掛けを、手釣りでマシンのように操作するベテランもお見かけします。当たりカラーも色々で、日によってプラヅノのブランコ仕掛けに乗りが抜群なときがあります。直結や直ブラはサバが食い付きにくく、手返しよく、誘いが効きます。様々な状況に対応できるように仕掛けの種類は多く準備しましょう。錆びたハリや傷ついたツノは乗りが悪くなるので注意です。墨を取り、ツノをきれいにする歯ブラシ、取り込みをスムーズにする指サックもあるといいでしょう。イカ釣りの引き出しは限りなく多く、これがまた面白いのです。

フィールドレポート(SHIZENCLUB)

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