
【フロロリーダー】結束性能強い!シーバスにも良い「ナノスリット」を採用しているスムーズロックプラスとは?
みなさん、シーバスフィッシングなどで「どのようなリーダー」をお使いですか?
私は、好んで「ナイロンリーダー」を愛用しています。以前はメインで「フロロリーダー」を使っていましたが、「強度」・「しなやかさ」・「結束」の観点から「フロロ→ナイロン」へと変更した経緯があります。
そんな私ですが、今回取り上げているリーダーは「フロロリーダー」になるんです。矛盾しているようですが今回の製品は、「フロロリーダーの問題点」が改善された製品ということで、久しぶりにフロロリーダーを使ってみることとします。
フロロのデメリットを改善したショックリーダーとは?
「フロロ素材」を採用したショックリーダーは、以下のデメリットというか特性がありました。
「フロロ素材」を採用したショックリーダー特性
- 強度がナイロンよりも弱い
 - ラインに張りがあり使うシチュレーションが限定されがち
 - ラインが硬い為、PEなどとの結束に慣れが必要
 
フロロ素材のデメリットを改善し、フロロのメリットを最大限に活かせる使い方が出来るようになった「ショックリーダー」が発売されたんです。
東レショックリーダー「スムーズロックプラス」
フロロのデメリットを改善した、ショックリーダーが「東レ」より新発売されました。
その製品名は、「スムーズロックプラス」。黄色のパッケージが目を引く、鮮やかなパッケージです。これは、店頭で非常に見つけやすいデザインですね。

スムーズロックプラスのラインナップ(スペック)
0.6号~10号までのラインナップが揃っています。以外と大事なのは、「号数」でラインの太さは確認することですね。ポンドで探すと、ラインの太さが違っているってことが多発します。同じ強度だと思っても、「単純に太いだけ」ってことが多いですからね。
| lb | 号柄 | 
| 3 | 0.6 | 
| 4 | 0.8 | 
| 5 | 1 | 
| 6 | 1.2 | 
| 7 | 1.5 | 
| 8 | 1.7 | 
| 10 | 2 | 
| 12 | 2.5 | 
| 14 | 3 | 
| 16 | 3.5 | 
| 18 | 4 | 
| 22 | 5 | 
| 25 | 6 | 
| 28 | 7 | 
| 32 | 8 | 
| 38 | 10 | 
シーバスで良く使う「号数」の値段をチェック!
発売されている号数から考えても、根魚やシーバスをイメージしたラインナップだと感じる。ここでは、ルアーシーバスで良く使うであろう「号数」を中心に値段を見比べてみた。
実際のスムーズロックプラスはフロロのデメリットを改善しているのか?
実際に購入して、スムーズロックプラスの特性を確認してみた。確認方法は、実際の手触り感やPEとの結束を試してみた。あくまでも、私個人の感想というところは、注意してくださいね。

実際にラインを指で触て見ての印象
実際に「スムーズロックプラス」のラインを触ってみての印象は、「通常のフロロよりしなやか」という点。これは、触っただけでも感じることが出来ると思う。けど、ナイロンよりは明らかに硬い。ちょうど、中間という印象。結束強度が強くなる、ナノスリットという凹凸溝については指で触っても正直感じることはできなかった。1/1,000,000mmレベルということなので、当たり前か・・・・

愛用している「ナノダックス」と「スムーズロックプラス」の比較
ナノダックスと比較して、どのくらい「しなやか」なのか?比較してみた。比較対象は、下記。
比較対象のナノダックス(ナイロンライン)
- 同じ3.5号を使って比較
 - ラインを同じ長さで固定し、曲がる角度を記録
 

角度比較
・【赤ライン】が「スムーズロックプラス」。角度が鋭角でハリがあるのが分かる。
・【黒ライン】が「ナノダックス」。 「スムーズロックプラス」 より緩やかな甲を描いている。つまり、やわらかい。
「ナノダックス」と 「スムーズロックプラス」の 強度比較(カタログ上)
スムーズロックプラスは、いままでのフロロより「強度」は高い。けど、ナイロンよりはカタログ上でも「弱い」。かなり健闘していると言えるかな。ちなみに、ナノダックスはナイロンの中でも「かなり強度が強い」製品なので分が悪いかも。

ナノダックスとの強度比較(カタログ上)
- 「スムーズロックプラス」(3.5号) 16lb
 - 「ナノダックス」(3.5号) 17.5lb
 
実際にPEラインと結束してみた印象
実際にPEライン(1号)にFGノットで結束してみた。正直な所、「ナノスリット」の体感はなかった。どちらかというと、ナイロンの結束とあまり変わらないって感じ。フロロみたいに「明らかに硬い」って印象がないことが、効果ということなのか?結束がうまい人は、違いをあまり感じないかも。

比較は比較としてフロロのメリットを活かせる釣りで実釣してみる
なんといってもフロロのメリットは、「高比重」。高比重ということは、ラインが水に沈みます。つまり、水面以下の釣りや流れを利用した釣りでは、メリットが活かせる素材なんですよね。汎用的に使えるナイロンとシチュレーションによっては、替えのきかないフロロを今後使い分けて試してみたいですね。最近、フロロをあまり使っていなかったのもあって、今後の実釣が楽しみです。












