【ダイワ】意外と知らない純正グリスを使ったリールのドラグメンテナンス方法

つりしろ編集長

純正グリスを使ったダイワリールのドラグメンテナンス方法はこれ。

今回は、ダイワスピニングリールのドラグメンテナンス方法のご紹介です。初心者のみならず、ドラグのメンテナンスについては、数年に一度ぐらいのペースだと思うので「どうだったかな?」と思う人も参考にしてもらえればと思います。

まずは、ドラグ仕組みについて?

最初に「ドラグの仕組み」について、簡単に説明します。ドラグが稼働すると「カチカチ」と音がするので、機械的な仕組みのように感じますが実は、フェルトの摩擦によって抵抗を発生させています。フェルトとは、繊維でできた布のようなものです。皆さんがよく知っているあのフェルトです。
そのフェルトを洗浄して、グリスを塗りなおす作業が、ドラグのメンテナンスになります。機構的には単純な仕組みですので、定期的なメンテナンスが必要になるのがドラグの特徴です。簡単に覚えたい場合は、「ドラグ=フェルト」と認識してもいいかもしれないですね。

ダイワ フリームス3000
ダイワの標準的なドラグシステム

合わせて行いたいメンテナンス

ドラグのメンテナンス時期

明確なドラグのメンテンナンス時期は、下記のような場合ですがこの状況になる前に定期的なメンテナンスをした方がいいでしょう。ドラグは、メンテナンスの費用はそれほど掛からない場所です。

  • ドラグが効かず最大ドラグにしてもスプールが回る場合
  • スプールがスムーズに回らない場合

ダイワドラグメンテナンスの注意点

まず初めに必ず守るべき内容は、「お持ちのリールに合ったドラググリス」を使うことです。ドラグシステムについては、「特殊なグリスを採用」しており指定のグリスを使わないと本来の性能を発揮できません。各メーカーともドラグについては、性能を維持するために特別な機構を採用されている為、注意してください。

ダイワ純正トーナメントグリス(ドラググリス)

ダイワのドラグメンテナンスで用意するもの

ドラグメンテナンスについては、下記のものがあればできます。ダイワ用として特別に用意するものとしては、「ダイワ純正トーナメントグリスになります。

  • ダイワ純正トーナメントグリス(ドラググリス)
  • パーツクリーナー(低攻撃性)
  • 綿棒
  • ペーパータオル

ダイワリールのドラグメンテナンス手順

リール本体からスプールを外す

ダイワ フリームスのスプールを外す

スプール内のドラグ留め具を外す

スプール内にある、六角形の留め具を外す(針金状)

スプール内のフェルト・ワッシャーを順番に取り外しペーパータオルに並べる

順番が分かるように並べる

外したフェルトとワッシャーをパーツクリーナーで洗浄

プラスチックを保護するパーツクリーナーでフェルトを洗浄

スプール内汚れを洗浄

スプール内も汚れがついている為、パーツクリーナーで洗浄

乾いたらフェルトにグリスを注油する

フェルトの裏表にグリスアップする。前面均一に塗る。

スプールにフェルト・ワッシャーを順番に戻して留め具を付ける

フェルトやワッシャーを順番通り戻して、最初に外した留め具で固定

ドラグの動作に問題がないか?チェックして終了

手でラインを引っ張って、ドラグの効きを確認。

ドラグの性能維持は、釣果に直結するから大切

リールの巻き心地などは、快適性につながることだけどドラグは釣果に直結する。ドラグがスムーズに回ることで、はじめて大型の魚を釣り上げることができるのだ。意外と気にしていないことが多いリールのドラグ。この機会に一度自分のドラグを見直してみるといいかもしれない。

投稿者プロフィール

つりしろ編集長
つりしろ編集長
釣り人の贅沢な趣味の時間をお届けしたく、編集長をやらせていただいています。
「フィッシングラボ」の管理者であり「つりしろ」の編集長でありますが、「釣り人」の魅力を存分にお届けできるように頑張ります!

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