
ベアリング追加!1000円以下で19ストラディックを9BBにする方法とは?
2年前ぐらいにシーバス用に購入した「19ストラディック3000MHG」。標準の性能でシーバス釣りでは大変満足していますね。2年間使い倒しているが特別に「なにか足りない」と思うことはないです。そのくらい、満足いく仕上がりを感じています。今回は、更なる自己満足感を得るために「ベアリング追加」を手持ちの19ストラディックに実施していきます。
※リールへのベアリング追加は自己責任になります。メーカー保証などなくなりますので、ご注意ください。
定期的なメンテナンスはどのリールでも必要
どのリールでも一緒だが、使い込んだら消耗品や汚れで性能が落ちてきます。これは、リールの性能に関わらず発生する現象。私の場合は、1年ぐらいでラインローラーなどの部分は異音がし始めるので、ベアリングの交換で対応している感じ。金額は安価ですので、おススメです。
ベアリングだけじゃなくカスタムパーツもオススメ
私の「19ストラディック3000MHG」には、いくつかのカスタムパーツを取り付けています。これも安く出来るのでおススメな内容です。
今回本題の19ストラディック【6BB→9BB化】の内容について
「19 ストラディック(3000番)」には、以下の5箇所にベアリングを追加可能となっています。
この5か所にベアリングを追加すれば
最大「12BB」化
が可能です。しかし、交換が難しい所や逆に性能が落ちてしまう部分もあります。今回は、得られる性能と難易度を考慮したオススメ個所を中心に解説します。

箇所 | ベアリング型番 |
スプール受け(1BB) | DDL-1170ZZ |
ハンドルノブ(1BB) | DDL-740ZZ |
ラインローラー(1BB) | DDL-740ZZ |
ローターナット(1BB) | DDL-840ZZ |
ウォームシャフト(2BB) | DDL-520ZZW52、DDL-630ZZ |
ベアリング交換のオススメ個所
19ストラディックのオススメベアリング交換箇所
- スプール受け(1BB)
- ローターナット(1BB)
- ハンドルノブ(1BB)
今回、リールに追加するベアリングは上記の3か所です。比較的交換が容易で、効果も得られる場所だと思います。ハンドルノブ(1BB)に関しては、ゴメクサスのハンドルノブに変えているの場合は、ベアリング化完了済み状態です。ノーマルハンドルノブの場合は、追加してあげましょう。
19ストラディックの分解の自信があれば交換した方がいい箇所
- ウォームシャフト(2BB)
リールボディを分解しないと交換できない場所です。分解すること自体は、それほど難しくはないですが組み付けの調整などはある程度経験が必要です。慣れた人向けの交換場所になります。
19ストラディックの交換しない方がいい箇所
- ラインローラー(1BB)

ラインローラーは標準で1つのベアリングが搭載されています。その場所に1個追加して、2ベアリングにできますが私はおススメしません。その理由は、2ベアリング化するとスムーズにラインローラーが回らなくなります。実際に交換して試しましたが、どうやっても性能が落ちます。その理由から、ラインローラーへのベアリング追加はやめた方がいいでしょう。
感覚的には、一番効果ありそうですが一番バランスを崩しやすい部分です。
リールメンテナンス時の工具やグリスについて
リールをメンテナンスする時は、工具を必要とします。専用の工具が必要というわけではありませんが、リールのメンテナンスがしやすい工具が存在しますので、下記を参考にしてみてください。
色々なグリスやオイルを試したが「これが最強!」かな?
リール用じゃないけど、今のところ「フッ素配合」の下記が金額から考えると最強かも。本当に「防錆」や「潤滑性能」が高いです。特に回転性能がヤバイくらい上がりますね。

ローターナット(1BB)の交換方法
ローターナットのベアリング化の効果
ローターナットへのベアリング追加は、現在シマノの汎用スピニングではステラとヴァンキッシュにのみ搭載されている機構です。効果としては、ギアからローターへの回転パワーロスを軽減することが期待できます。
ローターナットとスプール受けのベアリング交換は、同じ部品を外していく過程で交換可能です。初めにローターナットを交換し、続けてスプール受けを交換すれば手間が少なく交換できると思います。
使用ベアリング「DDL-840ZZ」













スプール受け(1BB)の交換方法
スプール受けのベアリング化の効果
プール受けのベアリング追加は、ドラグを掛けたときにスプールを滑らせる部分をスムーズに稼働させる効果が期待できます。要は、ドラグがスムーズになると覚えましょう。
使用ベアリング「DDL-1170ZZ」






最近のリールは最上位機種と同一設計なのでベアリング追加が容易です
今回のストラディックに限らず、最近のコストダウン設計の影響で上位機種と下位機種の設計自体は同じものが殆どです。基本的な違いは「素材」や「強度」になり、部品の形状は同じことが多いです。その為、部品を変えることで上位機種に近づくことは可能になります。上位機種と全く同じ性能は、得られませんがコスパ的には、すごく釣り人の味方になってくれると思います。ご自身のリールにも愛着が増しますので、気になる方はチャレンジしてみてください。
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