100均アイテムでロッド修理DIY出来るのか?全工程30分で修理できる強度もあるお手軽修理方法
釣り人の皆さん、ロッドを折ったり壊したことはありますか?
釣人ならだれでも経験があるかと思います、悲しい「ロッド破損」。突然とその悲しい現象は、襲ってくるものですね。一言で「ロッド破損」と言っても、色々なケースがあります。下記に代表的なロッド破損のパターンを上げてみます。
代表的なロッド破損のパターン
- ロッドが折れた
- ガイドが壊れた
- ガイドが取れた
この中で一番多いのが「ロッドが折れた」ケースかと思います。私もロッドは、過去にいくつか折ったことがあります。このケースでは、基本的にロッドをプロに修理依頼することになるかと思います。もしくは、1ピースとかであれば穂先のみ新品に交換するなど、基本的にはプロへ依頼するのが良いでしょう。穂先のみ折れている場合は、自分でも修理可能ですが、今回は「ガイドが壊れる・ガイドが取れる」場合の修理方法をご紹介します。
ガイドが壊れた・ガイドが取れた場合のDIY修理方法
ロッドには、いくつかのガイドが取り付けられています。その取付方法ですが「トップガイド以外」は、ガイドがロッドにスレッド(糸)で巻かれて固定されています。今回は、このスレッドの修理を100均アイテムのみで行ってみます。複数修理しても「合計200円」で修理できる安価な方法です。
DIYロッドスレッド修理の利点とは?
DIYスレッド修理の利点は、なんといっても「30分で修理可能」なところです。お店に依頼すれば、何週間も待たされる修理が「30分」で可能です。しかも、道具さえあれば釣り場でも修理できるお手軽さです。特別な工具などはいりませんので、遠征などでも非常に役立つと思います。
100均ロッドスレッド修理に必要なアイテム(合計200円)
- 2液タイプのエポキシ接着剤
- ミシン糸
ミシン糸ではなく、スレッド専用糸を使いたい場合は、下記がオススメです。
ハサミ・セロハンテープは別途用意
上記の2アイテムがあれば、修理できます。ミシン糸については、種類を問いません。ミシン糸でなくても手元にある糸であれば問題なく使える物も多いと思います。本来は、スレッド用の糸などが売られていますが、ミシン糸でも十分な強度を持っているのでご安心ください。もちろんスレッド糸を用意できる場合は、そちらを使った方がいいでしょう。
スレッド修理で一番大切なことは「しっかり巻くこと」
ガイドが取れたスレッド修理では、一番大切なことは「しっかり巻くこと」です。それほど綺麗に巻く必要は無いですが、緩まないように固定することが必要不可欠です。一見難しそうですが、しっかり巻くことはそれほどテクニックはいりませんので、安心してチャレンジしてみてください。
Youtubeで分かりやすい解説があったので、下記に載せておきます。
実際のスレッド修理方法
今回、ガイドが取れたシーバスロッドのガイドを修理していきます。破損状況は、もともと付いていたスレッドが割れてガイドが取れてしまった状況です。このガイドを固定するためにスレッドで巻いて固定していきます。
もともと付いていたスレッドを取り除く
破損したスレッドを取り除き綺麗にします。スレッドはしっかりと固定されているので、カッターなどで取り除くと簡単かと思います。最後に「パーツクリーナー」などで脱脂して終了になります。
ガイドをセロハンテープで固定
ガイドをおおよその位置で固定します。ここでしっかり位置合わせしてもいいですし、スレッドを巻くときに最終調整してもいいと思います。
ミシン糸でスレッドを巻いていく
スレッドを巻く方法は、先ほどの動画を参考にしてもらうと良いと思います。2種類の巻き方がありますが、どちらもそれほど難しくはありません。初めてでも簡単に出来るでしょう。
エポキシ接着剤で固定する
2液タイプのエポキシ接着剤でスレッド全体を固定します。この時にヘラがあると便利です。このヘラは再利用できないので、「ルアーパッケージ」などをカットしてヘラと使うと良いと思います。クルクル回しながら、接着剤を付けていくと重力で綺麗に仕上がります。
30分ぐらいで完全に硬化し使えるようになります
エポキシ接着剤は、「10分で硬化」と書いてありますが実用強度までは30分ぐらいかかります。もし、すぐに使わないのであれば一日乾燥させるのが良いと思います。この、エポキシ接着剤は非常に強力なので、見た目以上に強度があります。実際に使ってみても、ガイドが取れるようなことはないでしょう。
100均でロッドスレッド修理が出来る!青物などの大物でも強度に問題なし!
たった200円でロッドのガイド補修が可能です。見た目や、仕上がりを気にする場合は専用のスレッド糸を使えばいいでしょう。接着剤は、100均のエポキシ接着剤で十分だと思いますので、専用のスレッド糸を使った場合でも大丈夫です。難しそうに見えるスレッド巻きですが、意外にも簡単な作業なのでチェレンジしてみてください。
釣り人の贅沢な趣味の時間をお届けしたく、編集長をやらせていただいています。
「フィッシングラボ」の管理者であり「つりしろ」の編集長でありますが、「釣り人」の魅力を存分にお届けできるように頑張ります!