
【タフネス】磯用スパイクブーツを少しでも長持ちさせるために新品でカスタムをしてみる
皆さんは、磯などでどのような「ブーツ」を利用していますか?私は、基本的に釣り用の「スパイクブーツ」を愛用しています。スパイクを愛用する理由は、やはりオールマイティーな路面に対応していることではないでしょうか?そんな理由で、前回もスパイクブーツを購入しました。
スパイクブーツの寿命は「ソール剥がれ」原因が少なくない
私の釣り人生で「何回磯ブーツ」を購入しただろうか?数えきれないほど購入してきたが、使い込むとある現象が起こって寿命になる。
その現象とは、「ソール剥がれ」

こんな感じでソールが剥がれる
引用先:https://www.washington-shoes.co.jp/press/kasuibunkai/
全ての記憶が定かではないが、「ほぼ100%」って言っていいほどソールがはがれて寿命を迎えている。実際のソールが剥がれる原因は、一般的に「加水分解」と言われる現象でソールと靴の間に水分が入りソールの材質が分解してしまう。そうなると、一気にソール全体が剥がれてしまう。
磯に行ったことがある人は、イメージできると思うのですが磯にたどり着くまでは「登山」的要素が強い道を行くことが多く、寿命を迎えたブーツだとこの途中で突然とソールが剥がれることが多い。
なぜ、「加水分解」が起るのか?
ここは、あくまでも推測だが磯でブーツを使う以上、普段の釣りよりも「海水」を浴びやすい。海釣りをする人なら、なんとなく分かると思うのだが真水と違って「海水は非常に乾きにくい」。つまり、靴に染み込んだ海水がいつまでも靴の中を湿らせる為、「加水分解」を促進させていると私は思っている。その症状を防ぐために「ブーツを天日干し」することが大切になるのだが、めんどくさい私は、あまりそのようなことをしないので結果的にソールが剥がれる現象で寿命になっている感じ。

「加水分解」を防ぐために出来ることを考える
少しでも磯スパイクブーツの寿命を延ばすために「対策」を考えてみる。下記のメンテナンスや心がけを行えば基本的には、伸びると思う。
- 防水スプレーで水を弾くようにする
- 出来るだけ濡らさない
- 濡れたら天日干しをする
- ソールの接着具合を普段から確認する
ここで一番重要な「水分」をそもそもシャットアウトできるように、新品の状態で今回は「ある対策」をしてみた。
新品の磯ブーツに「ロックタイトの補修用ゴムボンド」を使う
「加水分解」を起こしにくいように、靴とソールの隙間を「ロックタイトの補修用ゴムボンド」でマスキング(コーキング)してしまう。そうすることで、海水や雨の侵入を防ぎ「加水分解」を少しでも遅らせる効果を期待したものだ。ただ、ボンドでマスキングする為、見た目が少し悪くなるのがデメリット。しかし、今回は靴用のゴムボンドを使っているので、ソールの色とマッチングしている為、あまり見た目が変わらないように考慮している。

「補修用ゴムボンド」をソールの隙間に流し込む作業
作業は非常に簡単で、靴本体とソールの隙間を埋めるようにボンドを付着させるだけでいい。特にヘラなどで伸ばす必要なない。ボンドを付けた直後だと「表面張力」でボリュームがあるように見えるが、5分もたてばソールに密着してくれる。この作業を「2回~3回」繰り返せばさらに強力な密着を実現できるので何度か作業をするのがオススメ。


見た目はほぼ変わらないけど強化スパイクブーツの出来上がり
ソール用のボンドを使っているので見た目は、非常に自然な仕上がり。最初からこのような作りと言われても不自然じゃないと思います。実際の効果が気になるとことだと思うので、実際に磯で釣りをした後の状況がこちら。





磯釣行「6回」歩行距離「40km」後の状況は?
前回、磯ブーツを購入し今回のカスタムをした後、かなり過酷な状況下で実際に着用し釣りをしました。上級者向けの磯で利用しましたが、ソール・ボンドともに最初の状況から変わらず密着を保っています。もしかしたら、ボンドが取れてしまうかも?と思っていましたがそんな状況にもならずに、しっかりコーキングしている感じです。磯釣行「6回」、歩行距離「40km」でこのくらいしっかりしていれば、すごいんじゃないでしょうかね。
あと、今回購入した磯スパイクブーツの耐久性も合わせて確認出来た感じですね。





ボンドの効果はある!アウトドア全般の靴に使えるかも
かなり過酷な状況下での利用だったので、ちょっと心配だったけどボンドも剥がれることが無く、快適にスパイクブーツも使いました。今後、長期的に使ってみないと分からないですが、短期間で使い込んだ感じでは問題なさそうです。ちょっとの手間で寿命を延ばせるかもしれないので、気になる方は自己責任で試してみてくださいね。

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