雨が降るとチャンスは間違い!?シーバス釣りで濁りを味方につける攻略知識。

つりしろ編集長

シーバスに限らず、釣りをしている皆さんなら下記のような疑問を持ったことは無いですか?

水が濁っていた方がシーバスが良く釣れるといわれているけど、どのくらいの濁りがベストなんだろう?

濁りの違いや特徴を知ることによって、濁りが発生した時に「味方につける」ことが出来るようになる。その為には、下記の内容を読めば分かる。

梅雨時期などの釣り場の「水の濁り」って、誰もが遭遇するしたり経験したりすると思います。今回は、梅雨時期や台風時期に多い「濁り」についてお話ししたいと思います。

初めに知っておきたい「水の濁りはどこから発生している」のか?

海・運河に問わず、水の濁りが発生する場所は「流入する河川」が主な原因になります。(その他、プランクトンや水質悪化による水色変化も濁りの一種)浮遊土砂と呼ばれる成分が水に溶け込み、水を濁らせる原因を作っています。雨や台風などにより、地面が削られ雨水など度一緒に河川に流れ込み濁りが発生します。

水が濁るメカニズムとは?

大きく分けると「有機成分」と「無機成分」2種類がある

一言で濁りと言っても、中の成分が違っている。大きく分けると「有機成分」と「無機成分」2種類があります。それぞれ含まれる代表的なものをまとめてみます。

濁りの代表的な2つの成分

  • 「有機成分」ー葉っぱや枝が細かくなったものや、藻類、水生昆虫などの糞、土壌など主に生物由来
  • 「無機成分」ー細かい砂、沈泥(シルト)、粘土

ここで重要になってくるのが、「有機成分」がどのくらい含まれるか?です。「無機成分」が濁りの元となっているときは、魚に取ってただの「水の汚れ」になり水質が悪化しただけの状態です。
同じ濁りが発生している場合でも「有機成分」が含まれている濁りの場合は、生物が含まれるプラスの濁りになります。つまり、濁りによってシーバスの活性が上がる要因になりえる状態が「有機成分」となります。

田んぼなどからの濁りは「チャンスになる場合」と「ならない場合」がある。

しかし、濁りを見ただけでは種類のどちらなのか?分からない?

しかし、単純に水の濁りを見ただけでは、「有機成分」と「無機成分」のどちらなのか?分からない。しかし、表層に流れてくる「枝や葉っぱ」などが存在するか?である程度の見分けがつく。あとは、濁りの中でも「小魚が泳いでいる」などの状況からも、有機成分が含まれた濁りであることが分かってくる。

一気に雨が降ると地面に水が染み込まず、表面のゴミが大量に流れる。

有機成分が含まれていても濁りすぎは「×」。数値から見る度合

下記が河川情報でよくある「濁度数値」による、水色との関係表です。実際の水色(濁り)を再現したものなので、釣り場で比較するのに活用できます。

濁りが薄い所をグレーで表現していますが、グレーなところほど透明度が高くになります。

つりしろでは、日本全国の河川の濁り情報も提供しています。

下記から日本全国主要河川の「水質」を確認することができます。釣りに行く前に「水温」や「濁度」を確認できるので非常に便利かと思います。

下記が日本全国の河川水質情報になります。(リンク)
https://sp.fishing-labo.net/water/quality_index.php

実際の河川での濁度と水色との関係とは?

実際の画像と濁度を目で比べられた方が分かり易いと思う。下記に濁度と実際の写真を並べたので、釣行時に参考にしてもらえると分かり易い。

シーバスが一番釣れやすい「ささ濁り」はこのくらいの水色

有機成分が含まれた濁りの中で、シーバスが一番釣れやすい(ルアーに反応させやすい)濁りは濁度数値として「濁度20~30付近」。これが一般的に言われる「ささ濁り」と考えてよい。
実際の水色の画像を下記に載せているので、参考にしてほしい。「濁り」と「有機成分」のゴミが発生している点に注目してほしい。

実際の水色の画像。濁度20~30付近が一番シーバスが釣れやすい。

河川や海水など濁りが全体に入っていても流れ込みなど水色が変わる所はチャンスあり

濁りがフィールド全体に入っている場合でも、あきらめるのはまだ早い。流れ込みや配水場など濁りに変化がある場所は意外と多い。状況が悪ければ悪いほど、そのような場所が「シーバスが爆釣」する可能性が高くなるので足を運んでみると幸せになれることがある。

意外な場所から綺麗な水が入っていることがよくある。

濁りを味方につけることでシーバスの釣果が大きく変わる事実

濁りの違いや特徴を知ることによって、濁りが発生した時に「味方につける」ことが出来るようになる。そうすれば、「全然ダメ!」ってみんなが言っている時に「ミラクルのように釣れる」ようになる。ちょっとした見方の違いにより、シーバス釣果が大きく変わってくるのでぜひ皆さん試してほしい。

投稿者プロフィール

つりしろ編集長
つりしろ編集長
釣り人の贅沢な趣味の時間をお届けしたく、編集長をやらせていただいています。
「フィッシングラボ」の管理者であり「つりしろ」の編集長でありますが、「釣り人」の魅力を存分にお届けできるように頑張ります!

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