真冬にこそ!ロックフィッシュで遊ぶ釣り。初心者にもランカーチャンスがあるのが特徴
2019年も終わりに近づいてきた12月30日。
今年も、あと2日です。そんな、年内最終釣行をロックフィッシュ(アイナメ)で飾る為に宮城県のとある磯へとやってきた。
31日も釣行する予定だが、元日にむけて「悪天候」が予想されるので今日が最終日だと思って良いかも。
宮城県アイナメ釣行日時
釣行日:2019年12月30日(月)
場所(ポイント):宮城県気仙沼
時間:11:00~13:00
潮:中潮(干潮11:36)
水色:ささ濁り
波:2メートル予想(うねり有)
風:北~北東
冬の海が荒れる前から水色は濁り気味
冬の海っていつもなら「澄み切った感じ」の水色。しかし、微妙に「濁っている」。
どうやら、うねりが入って「底荒れ」しているようだ。
水色自体は、釣果にそれほど影響しないのだ「底荒れは、厳禁」。
底荒れしていると「深場へ魚が移動」してしまう。そうなると、そもそも魚がいないって状況になってしまうのだ。
いままでの経験上、このような状況だと非常に「タフコンディション」になるのは必至。
それは、連続ゲットはかなり難しそうだ。
冬のアイナメ釣行で使うルアーは、ジグヘッド+ソフトルアー
今回は釣行前に、釣具屋によってソフトルアーを購入。
その場で、今回のルアーを決めていく。普段、行ったこともない釣具屋で購入するのでたまに「珍しいもの」が有ったりするから面白い。
今回は、バークレーのガルプシリーズ。恒例のガルプ液に浸してある最強ルアーを購入。
記憶では「廃盤?」だったと思われるパッケージで売られている。しかも、大量に売っているから始めていく釣具屋は面白い。
後は、定番「静ヘッド7g~10g」を購入した。
ロッドは、シーバスタックルに「PE1.2号」+「リーダー5号」で攻めていく。
この組み合わせで切られることは、まずないだろう。
アイナメのポイントまで歩いて20分
今回は、うねりの影響が少なさそうな「ワンド」を目指す。
冬の定番の海藻とシャローが混在するエリア。要は、産卵場を狙っていく。
先ほど紹介したタックルも、シャローを効率的に狙えるようなセッティングになる。
ベイトタックルでもいいのだが、7gでも根がかるような水深なのでスピニングの方が重宝するだろう。
しかも、産卵に絡んだアイナメは近くを通るものに「威嚇攻撃」をする。
素早く動くのもジグヘッドの得意なメソッドなので、その辺を意識するといいだろう。
手前の藻場付近からアイナメの反応を見ていく
いきなり、遠くへキャストするわけではなく、数メートル付近から攻め始める。
反応が無ければ、小移動し数メートル付近から攻め始める。
思ったよりも、手前に居ることが多い。とにかく、沖へ遠投するよりも足元を丹念に攻めていく。
ちょっと、沖の磯へ移動し波がぶつかっている岸際に向けてキャストしていく。
ルアーの飛距離は「10m」ぐらいってところ。本当に近い場所を狙っていく。
手前までルアーが泳いでくると、岩陰からアイナメがバイトしてきた。
「ヒット!」。焦らずゆっくり根に潜られないように、アイナメを浮かせながらキャッチ。
サイズは「30cm台」だが、最初のヒットとしてはまあまあ。
同じポイント付近にアイナメが固まっているケースも少なくないので、もう一度同じ場所へ。
そうすると、またもヒット!
今度は、「40cm満たない」サイズのアイナメ。
難なく2匹ゲットしたのだが、ここから沈黙が30分続く。やはり懸念した通り、コンディションがあまり良くないようだ。
しかも、小魚などのアタリも全くない。通常なら「コツコツ」多数のバイトがあるはずなのだが、何もない。
ワンドの入りうちを狙い撃つ。これからシャローに入ろうとしているアイナメを狙う
このタフコンディションだと、「数は狙えない」ので大物狙いへと変更する。
大物を狙うなら、産卵に絡んだアイナメを狙うことになる。
そうなると、シャローの出入り口が産卵に絡んだアイナメたちの通り道になっているはず。
磯を移動し「ここだろう」という場所に移動する。
目視で海中のブレークもなんとなく見えるので、ブレイク付近にルアーを通す。
そうすると、根がかりのようなアタリ。一瞬「根がかりかな?」と思ったけど、ロッドが絞り込まれたので大物の予感。
ロッドが強いのもありすぐに足元までアイナメを寄せてきたが、手元まで抜けない「重さ」。
一段下の岩場まで、アイナメを抜きあげ下に降りてサイズを確認してみた。
パッと見たかんじ「一升瓶クラス」のように見えたが、測ってみると「50cm」は行っていない。
だけど、かなり太い個体だ。お腹には、卵が入っている様子。
弱らないうちに、魚は素早くリリース。
この状況でいい魚が釣れた。ほっと胸を撫で下ろしたところで「雨」が降り出した。
予報では、15時ぐらいからかなり強く雨が降るとの予報。
足場の悪い林道を20分も歩いてきているので、帰り道が不安になる。
本降りになると戻れない可能性もあるので、ここで釣行は終了とした。
車まで戻るとかなり強く雨が降ってきた。早めの撤収が功を奏した。ほんと良かった。
その雨が、12月31日の夕方まで降り続いた為2019年の釣行は、これで最後となった。
この一年、色々な魚が釣れたけどサイズより楽しく釣りができることに感謝したい。
2020年も無理せず、楽しい釣行を続けたらと願って2019年の釣りに幕を閉じました。
釣り人の贅沢な趣味の時間をお届けしたく、編集長をやらせていただいています。
「フィッシングラボ」の管理者であり「つりしろ」の編集長でありますが、「釣り人」の魅力を存分にお届けできるように頑張ります!