
【バイブル的】もう過去の話しだろうか?ヒラメの聖地東京都新島3日間釣行。
始めにお伝えしますが、今回の釣行記は「ボリューム増増」。ハッキリ言って長文(7000文字ぐらい)です。
自分の釣り場で「新しい可能性」を感じたい人へも送りたい気持ちで書きました。
新島の釣行記事ですが、日本のすべてのフィールドで言えることかもしれません。
そんな、洗礼を受けた釣行記の始まりです。
向かった先は、「ヒラメの聖地東京都新島」。今回は、3日間の滞在です。
突然ですが、みなさん知っていますか?「東京都新島」。
ヒラメの聖地と呼ばれて、数年。色々なプロの方も来島されて、有名になりました。
最近「新島」に足を運ばなくなった理由というのが、「釣れない」のです。釣れなくなった理由は、「分かりません」。しかし、有名になって「ポイントが潰れた」とかではないと思っています。
たぶん一番有力なのが、「環境変化」。環境がかわり、魚たちのパターンが変わったと「私は考えて」ます。
その答えを見つけるために「鹿嶋サーフ」などの別地域での釣行を増やしてきました。
今回の釣行で、突破口が「少しだけ見えてきた」釣行だったと思う聖地訪問。
答えを探すより、可能性を探した3日間だったと改めて感じている今です。
*添付画像は、アクションカムで動画撮影したものを写真にした為、私目線の写真が多いことをご了承ください。
1日目ヒラメ聖地新島釣行日時
釣行日:2020年1月11日(土)
場所(ポイント):東京都新島
時間:9:00~17:00
潮:大潮(干潮11:45)
水色:濁り
波:2.5メートル予想(うねり有)
風:北~北東
前日に竹芝からフェーリーに乗って10時間で新島到着
新島まで、大型フェリーで10時間。
夏場は、もっと短い時間でいけるジェット船が定期就航しているけど冬場は、大型客船が基本。
他の人に「10時間」と話すと「えー!」って言われるが、この時間が楽しい。
一泊はフェリー内になるのだが、ここで「語り合う時間が貴重」なのである。
船内では、いつもと違う雰囲気で楽しい時間を過ごせるので、掛かる時間は気にせず「他の人もチャレンジ」してほしい。
フェリーで到着したら、すぐに行く場所は?
新島に着くのが「9時前」。そこから、すぐにでも釣りをしたい。
しかし、向かってみると「間々下海岸」に降りられない。
地元の人に聞いてみたら、「2019年台風で階段が欠落した」とのこと。
これは、完全な予想外。エントリーしやすく、実績も高い間々下で釣りが出来ないのは大きな痛手だ。
過去の実績から「ヒラメ」・「マダイ」・「ヒラスズキ」・「青物」どれもランカークラスが釣れている。
そんな有望なポイントが使えないので、残りの3日間のプランに大きな影響がありそうだ。
一先ず、近くの狙えそうな場所を釣行し12時で場所変更。
などなど。
今の所、反応なし。
実は、一番気になっているのが「強い濁り」。風が東から吹くと基本濁ります。しかも、この濁りが発生すると「釣れない」。濁りは、エラ呼吸の魚たちにとって非常に不愉快で岸際から魚が離れてしまいます。
そんな状況がどうやら、全エリアに入っているような気が・・・・
お昼ご飯は「新島ストア」。もう定番です。
腹が減っては、戦は出来ぬ。
新島定番スーパー。「新島ストア」でお昼のお弁当を購入です。
お弁当を買ってから、景色の良い「羽伏浦海岸」で食べようと思います。
しかーし、ここも台風の影響で工事中が多数。いつも釣行している場所にも、行けません。
あきらめる場所が、多数の状況が分かってきました。
しかも、「急な強い雨」。車の中で買ったお弁当を食べることになりました。
食べていると、雨も弱くなってきたので気になる場所に移動。
新島と言えば通称シークレット
小雨が降る中、シークレットへ移動します。
着いてみるとここも、ここも台風の被害が出ている。
降りる階段の最後が無くなっている。けど、ここは降りれます。
フィールドを見渡すと、「全域にすごい濁り」。これは、ダメそうなのでルアーはキャストせず、良さそうな場所を探します。
結果的には、2~3時間探しましたが良さそうな場所は見つけられず。
あきらめて車に戻ります。
最後は、和田海岸でヒラメなどを調査
まだまだポイントはありますよ!次は「和田海岸」。
車で向かうと「通行止め」。あちゃ、ここも台風の影響。しょうがないので徒歩で向かうと、ここも「降りる階段欠落」。
しかし、あきらめきれずに手すりを掴みながらなんとか海岸まで降りた。けど、やっぱり「濁り強い」。
夕方までやりきってみたが、釣れたのは「エソ」のみ。
岸際で小魚が追われていたので、キャストしたら釣れました。
これで、一日目の釣行は終了。
一日目のポイント調査から、釣行できる場所が少ないことが判明。予定を大きく変えて、明日は夜中から釣行するプランに。
日中帯は、基本捨てることにしました。たぶん、釣行しても濁りがきつくて無駄でしょう。
全移動距離。
2日目ヒラメ聖地新島釣行日時
釣行日:2020年1月12日(日)
場所(ポイント):東京都新島
時間:3:00~10:00
潮:中潮(満潮7:05)
水色:濁り
波:2.0メートル予想(うねり有)
風:ほぼ無風
夜中からシークレットポイントへ向かう
前日の調査で、「釣れる」とか「釣れない」とかではなく台風の被害でポイントへ入れないことが判明。
その結果、複数のポイントをランガンするよりは一か所に長くいることで、時合を得ようという作戦にした。
つまり、「ナイトサーフゲーム」を主体とする釣り方。
新島以外の地域でも「ナイトサーフゲーム」を主としている釣り人は、ものすごく少ない。
なぜかというと?「ポイントの熟知」が必要だから。しかし、釣果は「モンスター級」の実績が出ることも少なくない。
しかし、気になることは「ポイントの熟知」。なんせ昨日来たばかりで、熟知もへったくれもないのでその時のインスピレーションで釣りを進めます。
完全に暗闇のサーフ。安全には最大の配慮を
暗闇のサーフでは、危険を伴います。最低限、安全に釣行可能なのか?は「日中帯に確認」しましょう。一応、昨日時点で安全の確認だけは済ませてあります。あとは、カレント(離岸流)の発生場所も押さえておきます。暗闇の中では、基本カレントは見つけられませんので。
使ったルアーは、下記のルアーたち。基本ミノーゲームが中心になります。
釣り方は、歩いて目ぼしい場所へルアーをキャスト。その繰り返しです。
そうこうしているうちに、今回の目的エリアに到着。
お目当ての場所で釣りをしていると、後ろから別アングラーがやってきた。
どうやら、私の立っている場所が他の人のお目当ての場所だったらしい。
こんな夜中に人と会ったことはないと、びっくりもしていた。私も、「そりゃそうだ」と自分の変態ぶりを再認識したぐらいだ。
簡単な会話をした後、気合を入れなおしルアーのキャストを続ける。
時間が経ち6時過ぎ、そろそろ東の空が明るくなってきた。
いつもならこのタイミングで、急にバイトが出始めるのだが「何もない」。
しかも、このタイミングで「大体鳥山が立つ」。しかし、今回は鳥もいない。
ここで新島から離れていた理由を紹介
後で話を聞いて分かったのだが、最近の新島では「マイワシ」・「カタクチ」がぜんぜん寄らないらしい。
昔は、このアタリのベイトが非常に豊富だったのが「新島」だ。
最初に話をちょっとしたが、「鹿嶋サーフ」などを中心に狙うようになったのは、「全体的なベイトが北上している」と5年前ぐらいから感じていたから。
このころは、新島の地元の方も「マイワシ」・「カタクチ」が減っているとは、言っていなかったし思っていなかったと思う。
当時は、「変なことを言うやつだ」と思われたくなかったからあまり口にはしていなかったが、「鹿嶋サーフ」を新島に例えてチャレンジしていたのが真相。
あとお正月に「東北」へ向かった時も、地元に人が「マイワシ」・「カタクチ」がすごく多いと話題にしていた。青物がすごく釣れていた反面、低水温の魚が不調だと言っていた。
このことからも、本格的にベイトの生息地域が変化したと考えていいだろう。あと、水温の上昇は現実に生態系を変化させていることも明白ということだ。
話しが脱線したが、当日の釣りの話に戻す
上記で書いたことは、記事を書いている追加した物なので当日の私は、まだ可能性を信じていた。
昔の「ビックミノー」で釣れていた記憶をイメージしつつ、丹念にせめて行きます。
そうこうしているうちに、完全に日が昇り「朝マズメ」タイムは終了となった。
その時、周りを見渡すと朝に話した方が近くで釣りをしている。
明るくなって分かったが見るからに、通っているような風貌。しかも、「ヒラスズキ」を釣っているではないか?
具体的な釣果数は、秘密とするが驚愕的な「サイズ」と「数」なのである。
ここで、最近の新島の状況を伺ってみた。
そうしたら、ある事実が分かったきたのだ。そう、「生態系を変化」があったのだ。
結論から申し上げると、「ヒラメ」・「マダイ」・「ヒラスズキ」は昔とポテンシャルは変わっていない。
「青物」は、居なくなってきていることが判明。
そうなると、どうして「バイトがない」のか?この答えも、話しているとわかってきた。
このアングラーは、「昔の新島パラダイス」を知らないらしい。なので、基本パターンとして今の釣りをしているということ。
私は、「昔の新島パラダイス時代の釣り方をしていたから、バイトが無かっんだ」って気が付いたけど、そんなタックルを準備していない。
私にとっては、驚愕な事実を知って「これ以上は時間の無駄と思い」今日の釣りは終わりとした。
もちろん、帰り道「釣具屋」へ寄って現在のパターンへシフトすべく、ルアーを用意しようと思ったが「売っていなかった」。
このままでは、明日の釣果も厳しいと思い手持ちのタックルでどうにかする作戦へと変更する。
全移動距離。
3日目ヒラメ聖地新島釣行日時
釣行日:2020年1月13日(月)
場所(ポイント):東京都新島
時間:2:00~8:00
潮:中潮(満潮7:43)
水色:濁り
波:2.5メートル予想(うねり有)
風:西10m
昨日の情報から釣り方をシフトする
昨日の情報から、手持ちのタックルでセッティングを変更する。
具体的には、下記の変更を行った。
- PEライン 2号→1.2号
- リーダー 40lb→22lb
- リールドラグ設定 完全にゆるゆる
シマノ(SHIMANO) PEライン ピットブル 8本編み 200m 1.2号 ライムグリーン 27.0lb PL-M68R
に変更した。変更した理由は、捕食しているベイトの動きをイミテートしようと考えたときに、太いラインだと波や風に押されて不自然な感じになってしまうからだ。
実際は、細かな変更のようだけど繊細な動きを再現したい。
ドラグ設定もゆるゆる。魚に主導権を与えると同時にディープバイトを得るようにしたい。
ということで、昨日と同じポイントへと向かった。
今日は、午前中にフェリーに乗り込む関係でリミット時間あり
昨日の情報を元にチャレンジするので、本当は色々試したい。
けど、帰りのフェリーの時間があり夜明けから「1時間」だけが朝マズメタイムとなる。
必ず、「チャンス」はあると信じ朝の2時から新島のサーフに立った。
潮回りの時間帯の影響で、夜中の間は潮が引いていて釣りをする場所がなかなかない。
そんな状況もあり、5時ぐらいまでは状況チェックに時間を費やしていた。
その中で、「今回はここに賭ける」って場所を見つけた。そこで撃沈する覚悟で場所は、決め込んだ。
時間は、5時30分。東の空がかすかに明るくなってきた。ここからは、黙々とキャストを続ける。
6時10分。シャローに絡むブレイク付近をルアーが通過した時!ルアーを物凄い力で、ひったくるようなアタリ。
その後、もう一度ルアーを咥えなおすようなバイト!「ヒット!」って喜ぶ時間も与えないような、横走りが始まった。
「ドラグがうなる」。魚が自由に走る為、自分の方が障害物のないエリアまで移動してファイト開始。
それが、とんでもなく引く魚なんです。全体的なタックルを弱くしているのもあって、ラインが切れそうな感じがする。そんな不安が横切った。つまり、気持ちで負けたのだ!この時点で。サーフを横走りするので、足元付近まで来たときに一気に巻き上げた。
これが焦りだったんだろう。自分の前を大きな魚体が横切るときに「リーダーブレイク」。
最初は、「PEが切れた」と思ったが巻き上げるとリーダーからバッサリ。
ドラグをゆるゆるにしていて、しかも噛み砕くようなバイトだったので「ルアーがかなり口の奥まで入った」のだろう。
そうすると、歯が鋭いマダイはキャッチできない。
魚はいる!すぐにヘビーな設定にチェンジ
魚からの反応はあった。
やっぱり魚をキャッチしたい気持ちが強くなり、念のため持ってきていた「PE2.0+リーダー40lb」のリールにチェンジ。このセッティングなら、切られることはないだろう。
タックルをチェンジして、また同じコースを狙っていく。
しかし、そう話はうまくいかない。
タックルをヘビーにすると、一向にアタリがない。
魚たちは、水面を割って捕食しているのだがバイトしてこない。
ルアーは、ヒットルアーを使っているのだが。
なんども通す、しつこく通す、バイトを信じて。
でも、タイムアップの8時までルアーに食いつかせることが出来なかった。
やっぱりライトなセッティングが重要なのか?下手なだけなのか?
そう考えると、もっと続けたい気持ちが強かったが時間も時間なんで後ろ髪をひかれる思いでポイントを後にした。
全移動距離。
帰りのフェリーで今回の新島釣行の総括をイメージ
帰り支度やレンタカーのガソリンを満タンにして、ビールを持ちながら今回の反省をする。
纏めていくと、新島について下記の点が分かった。
- ポイントは、限られており行けない場所が多い
- 台風後は水色が悪い状況が続いている。または、悪くなりやすい
- イワシをベイトにしている時のように、イージーにルアーに反応しない
- 水温が高い。これは、全国で言える現象
- マッチザベイト色が強い
こんな感じだろうか。
あと、帰りのフェリーの中で釣り場で話しをした人を見つけたので、声をかけた。
その中で色々な情報を交換したが、やはり「今回分かったこと」は合っていることを確信した。
本当は、この検証結果を試したいのだがこれからのシーズン「バチシーバス」が待っている。
この釣行も楽しみたいひとつなので、検証は少し先の話しになってしまうかも。
今回は、釣果はイマイチだが色々な出会いがあって、充実した釣行になったことに感謝。
次の機会の為、これから新島へ行く人、これからの釣りに対しての攻略を含め情報源の為に今回は詳しく、個人的なイメージも含め書いた。
必ず、誰かの参考になりこれからの釣りを充実させる源だと願って、終わりとする。
では、次の釣行お楽しみに。
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