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2008-9-3 17:41

陸奥湾マダイ 秋パターンに惑わされず!-フィールドレポート(SHIZENCLUB)

秋シーズン=底狙い、の定説が通用しない今季の陸奥湾 船中の1枚目が中層(宙層)で釣れてすぐ、解説の鈴木さんにも中層でヒット。ここでいう中層とは底付近以外の全層を指すので念のため 陸奥湾のマダイ釣りが秋シーズンを迎えた。秋は春〜初夏とは違い、底に着いたマダイを狙える季節。底まで落としてアタリを待ち、誘いを入れてまた底で待つ、の繰り返しだけでも釣りになる釣りたい人にとってはとてもありがたい時季だ。あくまでも春シーズンに比べると、の話だけど、断然釣りやすく数が出るわけ。 ところが今季は様相が違うようで、8月31日、西湾(陸奥湾の夏泊半島より西側の通称)に出船した鈴木潤さんによると、「いつもの秋パターンじゃなかったですね。マダイはいるんだけど、まるで底に着いていないんです。船頭さんも「今までこんなのない」って首をかしげてましたよ」とのこと。十和田市鈴木つり具の店主である鈴木さんは当日、お店のお客さん9名と2艘に分乗して出船。夏泊半島西沖の水深40m弱のポイントで、6時〜お昼過ぎまで竿を出した。「大雨でアユを強制終了された(笑)ので、この秋の初マダイに行ったんです。で、例年なら8月に入ると底釣りのパターンなんですけど…」 底釣り用と全層釣り用の2タックルを使い分けると吉 マダイ釣り初挑戦の方も見事に本命をキャッチ。かなり上のタナで食わせた1枚 実は釣行前からすでに「今季はマダイが底に着いていない」という前情報があり、当日の鈴木さんはボトム釣り用だけでなくレンジ釣り用のタックルも準備していた。底釣り用はPE1号、タナ釣り用はフロロ1.75号と、2つのタックルの大きな違いは使用ライン。「PEは感度がいいので底を釣るときには申し分ないんだけど、浮力があるせいか、中層を釣るときはレンジボケする気がするんですよ。全層に探りをいれるときはフロロのほうが向いてますので、2タックル持参して底とレンジで使い分けてます」 そしてこの日最初のヒットは、なんと鈴木さん。まずまずの手応えだったが、「船中で最後に竿を出したんですね。で、それまでだれも掛かってなかったからものすごく油断してました(笑)」と、これは残念ながらバラシ。その後しばらくして底から5mほど上げたところから船中の1枚目が上がった。ヒットレンジを聞いてすかさずそのレンジを狙った鈴木さんにも続けて2枚目がヒット。今度は万全の態勢でしっかり取り込み、2008秋シーズンの1枚目をキャッチした。アタリの間隔は開いたものの、それからもマダイは釣れ続き、結局、この日は船中5名で8枚の釣果。そして、その中に底で釣れたマダイは1枚もいなかったのだ。「ヒットレンジは底から5mとか10m上げたところが多くて、もっと上でも食いました。底にこだわって狙っていた人もいたんですけど、情報通り、やっぱりベタ底では1枚も食いませんでしたよ。底に冷たい水でも溜まってるのか、中層のイワシでも追っかけてるのか、単純にシーズンが遅れてるだけなのか、理由は分かりませんけど」 なお、ここでいう中層とは、底から1m以上上げた辺りから表層まで全てを含めたイメージ(要は宙ダナ)。真ん中という意味ではないので勘違いせぬように。 釣る前からパターンを決め付けず、柔軟思考で秋マダイをしとめるべし この日の最大は写真の74cm。船中5名で8枚の釣果が上がり、内6枚は60cmオーバーと良型がそろった マダイが底から離れているときは、何度も繰り返しいろいろな方向にキャストして、広範囲の全層をくまなく丁寧にフォールで探る人が釣果を伸ばす。いつもの秋パターンのつもりで置き竿で底に入れっぱなしになんかしようものならアブレは必至だ。「普通の秋パターンだったら底を狙ってればなんとかなるんですが、今年は一生懸命全層に探りを入れたほうがよさそうですよ。そのうち秋の底釣りパターンに変わるとは思いますけど、底で釣れるようになったとしても、中層にもマダイはいるんだ、と頭に入れておくことが大事だと思います。日並によっても着き場は変わるでしょうから」 また、鈴木さんによると、釣果情報を見るとある程度は釣り方の予測がつくそうで、そのキーは底釣りに付き物の、カレイ。「釣果にカレイが入っていたら底釣りの可能性が高いですね。この日はマダイ以外にはサバが1匹釣れただけです。マダイ以外の釣果が底物中心かどうかを見れば底を釣ったか中層を釣ったかがだいたい分かるんです」。釣果情報をチェックする際にはこの辺りもお見逃しなく。 陸奥湾の秋マダイは例年、9、10月を最盛期に11月上旬まで続く。鈴木さんによると「今年は春のカレイから陸奥湾の釣りがなんかおかしくて、マダイも例年とはひと味違った様子です。まだ産卵を終えていないマダイもいるようで、普通に考えると1ヶ月くらい遅れていますね」とのことだけど、底に着いていないだけで魚はいる。「魚探の反応でもかなりマダイがいるんですね。そして船頭さんによると、それがまとまらないで中層にバラバラに散っているんだそうです。魚はいるんだからあとは釣り方しだい。きっとここ2、3週間は釣り方に釣果が左右されますよ」。秋=底と決めつけず(逆もしかり)、柔軟な思考で挑むべし。

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