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2008-10-1 18:20

仙台湾の夜ヒラメ人気 急上昇の理由-フィールドレポート(SHIZENCLUB)

夜ヒラメで今季初出船。エサはマイワシとカタクチの混じり 集魚灯を点ける船の夜釣りでのヒラメ狙い。各地で行われている釣りだけど、仙台湾での歴史はまだ浅く、今後に期待のかかる新しい釣種だ 仙台湾の夜ヒラメが開幕した。一昨年までの試釣を経て昨季から本格的に釣りモノとして夜のヒラメ釣りを取り入れた東北丸の寺島明美船長によると、「去年乗っていい思いをしたお客さんたちがまた予約をしてくれて、初日から大盛況です。普通の早朝出船では時間が合わない方にも好評をいただいてますよ」とのこと。今シーズンの夜ヒラメの初釣行は、9月27日。釣り場の大型魚礁沖に向けて、午後15時半に塩釜港を出船した。 ポイント到着は薄暗くなった16時半過ぎ。イワシを配布し、投入の合図直後に、さっそく1枚目が上がった。基本的に東北丸では、イワシエサを世話役(当日は東北丸三代目の寺島翔平船長)が小分けにしてくれる。バケツに小分けにされたエサがなくなったら、また世話役に補充してもらう格好で、エサのイケスから釣り人が取る必要はない。これにはもちろんサービスの意味合いもあるし、釣り人個人に活きエサの扱いを任せるよりもエサの活きや効率がよいためでもあるそうだ。暗がりでのイワシすくいにはコツが要り、ベテランの方には任せられる人もいるものの、乗合船では当然、活きエサの扱いに慣れた方ばかりではない。中には自分でエサを選びたいと思う人もいるだろうが、ベテランさんほど、この方法の利点に納得するそうだ。 また、この日のイワシはカタクチイワシだけでなく、マイワシも混じり。マイワシのほうがひと回り以上大きいことから、ヒラメの掛かりを上げ、エサのハリ外れを防ぐ意味合いからも、マイワシには孫バリの使用がおすすめだ。ただし、世話役が小分けにする際はイケスの中のエサを弱らせないように1回でさっとすくい、基本的にすくい直しはしないので、マイワシが当たるかどうかは運とのこと。これは各釣り人を公平にするための配慮でもある。 豊富なゲストも魅力。サワラの来襲に備えて替えハリスは多めに 左上)良型のサワラ。日本海側で急増した話が有名だが、ここ数年は仙台湾でもよく見られるようになった。右上)当日は船中で10本ほどと、結構な数のサワラが上がった。ハリスを切られた人も。左下)ワラサやイナダもこの釣りのゲスト。右下)イワシがエサなのでクロソイなどの根魚は良型が掛かる。ほか、変わったところではアナゴが釣れることも 仕掛けを下ろした直後にいきなり1枚目が上がり、出だし好調だった当日は、その後も順調に釣れ続いた。20時半頃に潮が動かなくなってから22時半の納竿までピッタリ食いが止まってしまったそうだが、潮が動いていた20時半頃まではまんべんなく竿が曲がり、船中20名で60枚、ひとり1〜6枚の好釣果。シーズン初出船としてはかなり上出来の釣果だ。「この日は均等な感じで釣れたけど、だいたい一気に釣れ盛る時間があって、潮が止まるとピタっと食わなくなるの。去年のいい日なんか、時合いがくるとほとんどの人にバタバタ掛かって、船中のあちこちでタモ入れだらけ(笑)。そういうときを体験したお客さんは、今年もまた予約していただいていますよ」 ヒラメ以外では、イナダやワラサ、サバ、ソイといったヒラメ釣りでおなじみのゲストのほか、サワラやアナゴが掛かることも。当日はサワラの姿がよく見られ、船中で10匹ほどは上がった。サワラの型は70cm級が主体だったが、その後の出船では89cmという大型も出ているそうだ。「サワラはいる日といない日に分かれますね。初日は10匹くらい釣れたけど、89cmが釣れたときはそれ1匹だけでしたから。いつもいるわけじゃないですよ」。美味しいけれど、ハリス切れを多発させる厄介者でもあるサワラ。群れが濃かったときのために、替えのハリスは多めに準備しておいたほうがよさそうだ。また、アナゴがイワシエサに食いつくこともあり、こちらも食べて美味しく、夜釣りならではの嬉しいゲストだ。 数だけじゃなく座布団ヒラメも出てしまったりして ヒラメの最大は写真の91cm。最初、根掛かりと間違えたほどの重量感だった。数は船中20名60枚、ひとり1〜6枚で、ヒラメ釣りなのにアブレなしの好釣果だった 当日のヒラメの型は50〜60cmほどが主体で、最小が36cm、最大はなんと91cm!最大魚をタモ入れした翔平船長によると「掛けたお客さんは最初根掛かりだと思ったらしくて、糸を手に持ったんですね。そのとき持たせてもらったら動いて…、慌ててドラグを効かせて慎重に巻いてもらいました。割り合いあっさり上がってきて、姿が見えたときは真正面だったので、そんなに大きくないかな、と思ったんですよ。タモに入れてみたらびっくりでした(笑)」。本命0枚も普通、1枚釣れれば満足するべきヒラメ釣りで、見事に船中20名がアブレなし。東北丸今季初の夜ヒラメは、本命もゲストも、加えて数だけでなく座布団ヒラメまで出るという、大満足の釣果に終わったのでした。 この夜ヒラメ、単純に釣れるという理由のほかに、出船時間も好評の秘密のようだ。明美船長によると、「こんなに釣れるんだったらおもしろいとか、去年いい思いをしたという方だけでなく、朝早いのが苦手とか、午前中のうちに用事を済ませてゆっくり乗れるとか、どうせ夜に家にいてもすることない(笑)とか、時間的なことで気に入ってくださる方も多いようです。夜ヒラメは結構ムラがあるので釣果は上下しますけど、これからしばらくはいいシーズンが続きますよ」。東北丸は昨シーズン、11月下旬まで夜ヒラメで出船、今年はそれより長く、水温やエサしだいでは12月に入っても続ける予定とのこと。午前中になかなか時間が取れない方、ヒラメを手にするチャンスですよー。

フィールドレポート(SHIZENCLUB)

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