この、ひとかけらの希望は被災者の方からすれば薬なのだ。
しかし、皮肉でもある。それはなぜか

今日、僕が勤めている会社が福島県いわき市の被災者の方を『宿泊』として受け入れた。しばらく泊まってもらう予定らしい。
秋田県にも岩城（いわき）という地名があり、同名提携を結んでいることから市が働きかけたのである。正直この話が来たときは焦った。
被災者を思う気持ちはあれど、被災者に面と向かい合い、サービスすることなどはないと思っていたからだ。失言があってはならない。僕が経験したこともない重きを背負ってこの方たちはここまで来てくれた。
僕は震えた。

僕には何もできないかもしれないけれど『ここ』が出発点。そうなるように背中を押してあげたい。秋田県も今日から計画停電により、本当に欲しがっている人たちのために暗闇を伴にする。同じ東北である以上、余震も絶えないけれどバカな僕でもわかる。

あなたたちの希望は僕たちの希望でもある。

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