改めてBTS3-3/4"についてまじめに考える。

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てなわけで、

生産中止になって久しいエコギアBTS3-3/4"。

ベイトフィッシュライクかつ流麗なフォルム、

これでもかと言う位デカいテール。形状的にはシャッドテールでもなくハドルテールでもなくローリング系でもない、

ただし付け根の細さも相まってスイミングでは強烈なアピール力を発揮する。

上が3-3/4"で下が4-1/2"。4-1/2"は最近ノリーズから発売されて知っている人も多いと思うけど、BTS発売当時（10年くらい前？）には3-3/4"がメインで、かなりセンセーショナルなワームでした。釣具店の店頭に並んだらあっという間に売り切れてしまう位の人気で、実際そのパパも一時BTSに惚れまくって、当時は福島に住んでたからソイ、アブラコ、シーバス、ブラックバスとソルト、フレッシュ関係無く釣りまくった超実力派のワームです。

では何故そんな実力を持ったワームが生産中止になってしまったかと言うと、例えばこれ、

そのパパ得意のワームキーパーを外したJHで試してみると、

ちょっと力を加えた位で背中が避けてしまう位ボディが裂けてしまう様な柔らかい素材で出来ているんです。強烈な波動を生むビッグテールを最大限に生かすが為の素材の選択、それが逆にコスパの悪さを生んだわけです。大体アブラコで40cm、クロソイで35cmを超えると一発でワームが使い物にならなくなってしまいます。同じエコギアでもパワーシャッドやグラスミノーなど固めの素材のワームが未だ生き残っているのに、実力は一流でも製造中止になってしまった理由と言うのはそこら辺にあるのかも知れませんね。

なのでそのパパが行き付いた最良の使い方は、JHのワームキーパーを残してそこにアロンアルファをたっぷり塗って、

一気に刺す、そして乾燥。シャンク部分にもたっぷり塗ってあるのでズレも裂けもこれで解消でしょう。

うん、引っ張ってもズレも裂けもおこしません。

アロンアルファ塗ってたらやたらと親指がしみるなと思って見てみたら、一昨日釣ったアブラコに噛まれた跡で親指の皮がボロボロになっていました。アブラコって結構噛む力強いから皆さんも気を付けましょうね。

ある程度まとめて作ってケースに収めると、あらオイルサーディンの缶詰のよう。

で、何を今更BTS3-3/4"を押入れの奥から引っ張り出したかと言うと、去年の留萌はビッグベイトにあんまり反応が良くなく、3"～4"のワームが俄然活躍したということがあり古の最強ワームに今一度頑張ってもらおうというのが狙いです。日曜の午後もまったりだしあとは各色3セット位ずつのんびり作るかなっと。