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「ミドスト」ってロックフィッシュシーンでは余り用いられていないけど、実はとても楽しくて釣果も上がる実績のあるテクニックなのね。特にソイ類では実績抜群！
という訳で魚影の濃くなってきた苫小牧でミドストを十分堪能してきました。
「ミドストってな～に？」と聞かれると、一言で答えると、普通のロックフィッシュでは使わない軽量JHと極細ラインを使って、ロッドティップを小刻みに震わせながら、ラインスラッグでリグを引いてくる釣り方です。本来はリザーバーでバスのボートフィッシングで使われるものなんだけど、防波堤周りのソイ釣りにもピッタリのテクニックです。

JHはそのパパはフィッシュアローのウィールヘッドガード



の1/32oz(0.9g)～1/12(2.4g)を水深、風、潮を見て使い分けてます。

ラインはいろいろ試しましたが、あまりメジャーなラインではありませんが、東レのバウオ　スーパーハードプレミアムプラス　ハイグレード、

これを使ってます。R18フロロリミテッドも良かったんですがラインの強靭さではこちらの方が圧倒的に勝るので今はこれがメインです。ラインの太さは3lbです。

ロッドは6ft位のULで十分なんですが、そのパパは尊敬する山岡計文プロも太鼓判を押したフェンウィックのテクナGP TAV-GP64SXULJ　“Mid Strolling Special Finesse”を使ってます。これはミドスト専用の数少ないロッドの一つで、カーボンではなくアラミド繊維ロッドです。SXULながらバッドのブランクは分厚く35cmクラスのソイならば立てておくだけで寄せることも出来ますし、今年の春に42cmのスポーニングクロソイを仕留めた程の強靭さを持ち合わせています。

リールは、常にラインスラッグ状態にあるラインをスムーズに巻き取るために可能な限りラインローラーの性能の良いものをと07のステラを使っています。不意の大物に備えてC300Sを使っていますが特にロッドとのアンバランス感はありません。

ミドストは「ミッドストローリング（Mid Strolling）」の略で直訳すると「中層のお散歩」になります。リグをリーリングでスイミングさせるのではなく、ロッドティップを小刻みに震わせてできるラインスラッグによるラインの重みだけでスイミングさせるという、リグへ人間のリーリングする感覚を伝えない部分と、ラインスラッグを発生させる為のティップの定期的な振幅による一定のピッチがリグに振動を与え生命感を出す感じととらえていいと思います。

ワームはシャッド系ワームで断面が長方形に近いものを使います。長方形に近い形状のワームはミドストをすると左右に激しくローリングします。その際に側面に光沢を持ったワームは水中でキラキラと輝くので「ローリングミドスト」という言われ方もします。
丁度良い映像がYoutubeにあったのでUPしますね。

何故軽量と極細ラインが必要かと言うと、JHが重すぎると、ラインが太すぎると重さと水の抵抗でラインスラッグが上手く作れずティップの振動が直にリグに伝わってしまってローリングさせることが出来ずただ単なる小刻みなトゥイッチになってしまうからです。

ミドストに適したワームの代表は、生産中止になってしまいましたがPDLのスーパーシャッドシェイプワーム、

が良く釣れました。
が、ソルトミドストで最も最強のワームは間違いなくOSPのマイラーミノーです。

これは断言できます。単なる中空のピンテールワームなのですがマイラーチューブがローリングによって艶かしくクロソイを誘うんでしょうね。
フラッシングと言うとそのパパも大好きなフラッシュJを思い浮かべる人も多いと思いますが、これはフィッシュアローさんに本当に申し訳ないんですが、何故だかミドストではあまり成績が芳しくありません。恐らくボディがややバルキーなのがスムーズなローリングに悪影響しているのだと思います。ボディのやや細身のフラッシュJハドルはマイラーミノーに匹敵する性能を持っていますがこれはハドルテールがローリングする際の微細な波動がクロソイを誘うんだと思っています。フラッシュJハドルのSWバージョンの発売を熱望してやまないそのパパです。

ロックのクロソイに於いてミドストの利点は他にもあります。それは単にゆっくりと海中を泳がせてやれる事なのですが、実はそれが重要なことです。クロソイって経験上あまり早い泳ぎのリグは追って来れない魚なので重いJHを使っての早いスイミングとの実績の差は歴然です。クロソイはメバルほどゆっくりなものが好きなわけではありませんが、スローな泳ぎを演出してやるほど実績に繋がるのは間違いありません。M部長もなぜあれほど釣れるかと言うと、何ら特別なワームやJHを使っている訳でなく（殆どの場合フラッシュJしか使ってません。本気出すとジェラやジャコビー使っているようですが）スローリトリーブで泳層をコントロールする技術を身に付けているからです。ミドストでエッジの50cm～1m位上をゆっくり通してやるとそこでバイトが多発します。

と言うことで前置きがかなり長くなりましたが、

マイラーミノーで、

クロソイが、

入れ食いで、

写真を撮るのも、

面倒なので、

途中でやめましたが、

とにかくそれだけ、

釣れました。

ミドストをボトムでやると「ボトムコンタクトロール」とまた別の言い方になりますが、
ボトムコンタクトロールでは、

マゾイや、

カジゴンが来てくれました。


スーパーシャッドシェイプワーム、

フラッシュJでも来てくれたので、今日は活性の良い日だったのかもね。
M部長は手返し良く40本以上あげてました。この方ってばやっぱ天才だわ。

にしても、3lbのラインでのフィネスロックフィッシュ、スリリングですんごい面白いですよ。
機会があれば皆さんも是非挑戦してみてください！
フィネスロックの輪が広がれば嬉しいです！


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でわでわ。

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バウオ スーパーハードプレミアムプラス ハイグレード 3lb

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