渓流釣りしてぇ〜と思いつつ何年経つか(;´д｀)


渓流釣り出来る場所等知るよしもなく、自分の中では敷居の高い釣りなイメージが先行し渓流釣りへの思いも薄れつつあった、、、あの午後までは、、、


なんとなく入った小さな釣具屋さんに、神々しく光る渓流ロッド、、、値札を女子のスカートを優しく捲るが如く、かつ値段なんか気にしないよって雰囲気を醸し出し、釣具屋のオヤジを横目で確認しつつ、並ぶ数字を確認すると、、、チーン６０００円


ココで二度見は危険だ、、、でもレジに持ってった時一桁見間違いで、６万だとオヤジに言われたらどうしよう(゜゜;)


『なに！？金持ってねぇだと？それじゃぁ体で払うかいい金融屋紹介するぜぇｲｯﾋｯｯｯ』って昭和の懐かしさ漂う漫画ちっくな台詞言われたらどうしよう、、、


コンマ何秒かの間に小さな脳ミソしか入ってない頭に卑劣な笑いを浮かべながら語るオヤジが駆け巡る、、、

意を決し、レジの向こうに強固な牙城を築く今では卑劣な言葉を必ず発するであろう昭和のインチキﾔ○ｻﾞにしか見えなくなったオヤジの元へ、、、


余裕な雰囲気を醸し出し、手汗で悟られぬ様に、ソッとズボンで手を拭い商品をレジカウンターに乗せる、、、


緊張のあまり『ゴクッ』しまったぁぁぁぁっ生唾飲む音が思いの外大きかったぁぁぁぁっ


静かな店内にその音が大音響で再生されたと思ったのは僕だけで、オヤジは気にする様子もなくバーコードをピッピッとなっと、手慣れた感じで自分の仕事を淡々とこなす、、、


冷や汗が額を流れるのを感じつつ、レジ備え付けの金額が表示される、無機質なデジタル数字を心の中で数える、、、『壱・拾・百・千』、、、万がない、、、イヤイヤそんな筈はない、もう一度確認しようとしたその時、、、


『はい６千円ね』と軽々しく言い放つ昭和のインチキﾔ○ｻﾞ(´д｀)


『あっはい』と裏返った間抜けなハスキートーンで慌てて財布からお金を抜き取り、引ったくる様に竿をオヤジから奪い取り、そそくさと店を後にした、、、


店を出た後何度も、昭和のインチキﾔ○ｻﾞの手下が追って来てないか確認したのは、内緒な話、、、


って暇すぎて下らぬ話を長々書いてしまいましたが、要はただ単に渓流ロッドを買っただけでした(´д｀)

これで一つ敷居は跨げたので、これから自力で渓流釣り出来る場所探してみます(笑)


下らぬ長文お読み頂きありがとう御座います

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