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2018年4月16日(月曜日)
10時22分36秒
釣り侍(ラボ管理者)

シマノからのコスパ重視のPEライン、「ピットブル8」。どのくらいオススメできるのか?レビューする

今回ご紹介するのは、「シマノ」から発売されているコスパ重視のPEライン「ピットブル8」のご紹介(レビュー)です。

ピットブル8 [PITBULL 8]|ライン|用品|製品情報|シマノ -SHIMANO-

シマノ釣り製品情報を始め、各種イベント情報など、フィッシングシーンをサポートする情報をご提供する公式サイトです。私たちシマノは釣り具という製品を通じてあなたとご一緒したいと考えます。海も川も湖も、そこに魚たちがいる限り、人と魚たちとの出会いのドラマは無限です。この素晴らしいドラマをこれからも永遠に継承するために、テクノロジーと感性を融合させた、こころ躍る製品をお届けします。

実は、この「ピットブル8」なんですが前回PEラインレビューを行った「弾丸 BLADE X8」時に、レビュー宣言していたPEライン。

ピットブル8

同じコスパ重視のPEラインカテゴリーの両者。両者の違いも交えつつ、今回のレビューを進めていきたいと思います。

まずは、両者のPEラインの価格帯の違い

コスパ重視のPEラインカテゴリーの両者といっても、実は価格帯が若干違う。

8つ編みPEとしては、「低価格帯」としての扱える金額だが2つの金額差(実売価格)を考えると思ったよりある。

  • 弾丸 BLADE X8(200m)
    • 0.6号 ¥1,533
  • ピットブル 8(200m)
    • 0.6号 ¥2,655

上記の金額を比べると、「¥1,000」ぐらい差がある。思ったより大きい差なので、この点は注意が必要だ。
しかし、「ピットブル8」の「¥2,655」という価格が高いのか?といえば、そんなことはない。

重要な部分は、「金額なりの性能」または「ワンランク上の性能」を持ち合わせているか?という点になるだろう。

PEラインの低価格の優位性については、下記で詳しく書いているので、気になる方はそちらを見てもらいたい。

PEラインに求めるもの「コスパ」は「弾丸 BLADE X8」にあるか?レビュー | 釣具インプレッション

PEラインに求めるもの「コスパ」は「弾丸 BLADE X8」にあるか?レビューを釣具インプレッション。最新のタックル・ロッド・リールをいろんな角度からチェック!

「弾丸 BLADE X8」とは、別カラーを買って比較してみた

前回と同様、水にラインを付けて「視認性」を比較してみた。

「ピットブル8」は、カラーを「スーパーブルー」。

スーパーブルー

「弾丸 BLADE X8」は、カラーを「グリーン」。

両者をコップの水につけて、外から確認。

「あれ?」。

水につける前は、「スーパーブルー」の方が断然見えずらかったのに、水につけたら「グリーン」の方がステルス性が上がったぞ。

水につける前

水付けた時の見え方

PEライン自体には、「透過性」がないため思ったより「スーパーブルー」が水色になじみが悪い。これは、かなり予想外だった。

PEラインのカラーで多いのが「黄色」・「オレンジ」などの蛍光色。よくパッケージに人から見た「視認性が良い」と書かれているケースが多かったが、実は魚からの
視認性は逆に悪いという効果があったかもしれない。しかしながら、人からの見た目なので実際に魚からどう見えているかは、未知数なところがある。

今回はあくまでも、クリアウォーター(水道水)の比較なので一概には言えないが、基本特性として覚えていても損はないだろう。

カラー実験時に気が付いた別のこと

コップにつけてのカラー比較時、一つ気が付いたことがある。

それは、水へのなじみ方の違い。

「ピットブル8」は、瞬間に水になじむ。つまり、水にすぐに溶け込むのだ。
(*カタログからは、「ピットブル8」が高比重PEでは無いように読める)

「弾丸 BLADE X8」は、水になじむまで少し時間がかかる。

実はこの事実、釣行していく中で気が付いていた。「弾丸 BLADE X8」は、乾いた状態だとパフォーマンスが発揮されない場面が多々あった。

ラインが新しい時は、問題ないのだが使っていくうちに「濡れた部分」と「乾いた部分」で特性が変わり、その境目でライントラブルが起こるという事象に見舞われた。

その問題を解決するため、初めはラインカットして新しいライン比率を多くして対応していたが、もっと簡単な方法で解決できた。

それは、「釣行開始前スプールを軽く濡らす」こと。

ライン全体が、濡れている状況だとトラブルが起こらない。飛距離も本来のものになる。

逆に考えると、このトラブルを体感している人は「ピットブル8」も試してみる価値はあるということだろう。

PEラインのトラブルは、どうしても発生する。安いから高いからではなく、ライン自体常にストレスがかかり、ライン自体ヨレがたまっている。

軽いルアーをキャストすると余計にストレスとなるため、「10投」ぐらいで一度ヨレをとる習慣をつけるとPEライントラブルを回避しやすくなる。

この行為をするだけでも、大げさのように聞こえるかもしれないが場合によっては「飛距離が2倍」違う。

ルアーカタログの「飛距離スペックのように飛ばない」と悩んでいる人は、この点に着目すると良いかも。

PEライン強度

両者のライン強度を比較してみた。カタログ値から抜粋。

若干、「ピットブル8」の方が強いがこの数値差を感じるのは、正直難しいだろう。

ただ、「ピットブル8」の方が強いことには間違いない。

SHIMANOの場合、控えめ公表の場合もあるので実は「15lb」ぐらいあってもおかしくないかな。推測だけど。

  • 弾丸 BLADE X8(200m)
    • 0.6号 14LB
  • ピットブル 8(200m)
    • 0.6号 14.5LB

実際の釣行で使ってみての感想

まだ、使った回数は少ないのだが、PEラインとしては問題ない。当たり前か。

ピットブル8巻いたリール

今のところ、ライントラブルもなく飛距離も申し分がない。ラインを巻いたばかりに起こりがちなトラブルも起こっていない。

飛距離なのだが、「ピットブル8」・「弾丸 BLADE X8」を比べてみても正直差は感じなかった。

もう少し、太いラインや重いルアーを使った場合、大きな違いが出てくるかもしれないが、この点は比較できていない。

やはり私もそうだが、耐久性が一番の知りたいポイントとなるだろう。その耐久性については、正直検証までに時間がかかるので最終的な評価については、後日お知らせしたい。

VT工法

「ピットブル8」で採用されている「VT工法」が、どこまでPEラインに貢献できているのか?

今回採用されている素材、「IZANAS」がどれほどのものなのか?

ただ、「ピットブル8」で既に数十匹のシーバスを上げたが、「ダイレクト感」がいい感じある。

「タフクロス構造」の低伸度のおかげなのか?この感じは、間違いなく違いがある。

魚を掛けてからのやり取りの時は、それほど感じないのだが取り込みが近づいてきたときの終盤が違う。

魚の動きがダイレクトに伝わり、進行方向がはっきりとわかるのだ。

このメリットは、魚の取り込みタイミングがはっきりとわかること。弱っているタイミングではなく、休んでいるタイミングで戦える。

これだけでも価格差を埋めるだけの価値はあるかもしれない。けど、誰もがわかる違いでもないかも。リール・ロッドで吸収することもできるので、総合的なバランスを見て判断したほうがよいだろう。

これからも厳しくも、中立な立場で検証を進めていきたい。

長期レビューは、またお知らせします。

釣り侍(ラボ管理者)

釣り侍(ラボ管理者)

フィッシングラボ管理者です。皆さんよろしくお願いします。釣行数は、年間100日程度。

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2018年2月2日(金曜日)
08時29分43秒
釣り侍(ラボ管理者)

手軽にラインを巻ける。値段もサイズもコンパクトな「Berkley Mini Line Spooler」インプレ

今回ご紹介するのは、「Berkley」から発売された「Mini Line Spooler(ミニラインスプーラ)」のご紹介(インプレ)です。

Berkley Mini Line Spooler

このラインスプーラとは、「リールにラインを巻き付けるための補助ツール」になります。

「Berkley Mini Line Spooler(ミニラインスプーラ)」の特徴

このラインスプーラの大きな特徴としては、「4つ」あります。

  • コンパクト
  • 安い
  • 汎用的
  • テンションを調整可能

コンパクト

「Berkley Mini Line Spooler」は、商品名通り「Mini」でコンパクトなラインスプーラーだ。

このぐらいのサイズなら、釣り場(フィールド)に持ち込んでも邪魔にならない。

コンパクトなラインスプーラー

基本的に「ラインスプーラー」は、自宅で使うことが想定されているものが多いがこのサイズ感だとこの商品は、「釣り場での使用」も想定されていると思われる。

安い

1,000円を切る価格で購入できる。それにしても安い。

ラインの巻き替え回数が多いほど、コストパフォーマンスに優れている。

使わない人でも5回ぐらい使えば、「元を取った気になれる」ぐらいなれる値段。

自分の場合、ロックフィッシュでは、「1釣行につき、新品に巻き替える」。

こんな頻度が高い人にも、うれしい価格台である

汎用的

この「ラインスプーラー」は、使うとき「ロッド」に固定する。

その時に本体をロッドに刺すのだが、その穴サイズ4つ(4種類のロッド径)が準備されている。

穴サイズ4つ(4種類のロッド径)

ご自身のロッド径に合わせた、サイズを選ぶことが可能となり複数のロッドに対応が可能となる。

、使うとき「ロッド」に固定

テンションを調整可能

今回の内容で一番重要な機能。ライン巻き付け時のテンション調整が可能という点だ。

「ラインスプーラー」の本体のねじ込みの強さで、テンションを調整できる。

テンションを調整できる

この機能により、リールのスプールにしっかりラインを巻き付けることが可能。

しっかりラインを巻き付けることが可能

特に「PEライン」の場合、しっかりと巻き込まないとライン同士が食い込み、「トラブル」や「飛距離低下」の原因となる。

そのトラブルを未然に防ぐためにも、この機能は重要である。

基本的に「ラインスプーラー」を使わなくても、リールにラインを巻くことは可能だが「手などでテンション調整」をすると均一にテンションがかからないので、これもトラブルの原因になりやすい。

どんな人におすすめですか?

上記の特徴から、こんな人におすすめです。

まずは「ラインスプーラー」を持っていない人。価格も安いので、初めての方にピッタリです。

あとは、「釣り場」で使いたい人。邪魔にならないので、いざというときに重宝しますね。

ということで、今回は「Berkley Mini Line Spooler(ミニラインスプーラ)のご紹介でした。

釣り侍(ラボ管理者)

釣り侍(ラボ管理者)

フィッシングラボ管理者です。皆さんよろしくお願いします。釣行数は、年間100日程度。

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2018年1月30日(火曜日)
09時36分52秒
釣り侍(ラボ管理者)

PEラインに求めるもの「コスパ」は「弾丸 BLADE X8」にあるか?レビュー

今回ご紹介するのは、2017年にライン界では新鋭の「メジャークラフト」から発売された「弾丸 BLADE X8」のご紹介(レビュー)です。

この「弾丸 BLADE X8」。行ってしまえばただの「8つ編み PEライン」。

弾丸 BLADE X8

しかし驚くのは、コストパフォーマンス。定価「2000円」台で、この品質。今までの常識ではありえない「価格」と「品質」を両立しているから、驚いてしまう。

PEラインが安いと何がメリットなのか?

「PEラインが安いと、お財布にやさしいのである」と言ってしまえば、簡単な話ではあるが実は「釣果に直結する」ことなのである。

釣果に結び付く方程式としては、こうゆうことだ。
「安い」→「交換頻度が増える」→「品質が保てる」→「少ない釣果チャンス」→「ものにできる」
という感じで、釣果が伸びる。

しかし、今回はそれだけではない。

この「弾丸 BLADE X8」は、「8つ編み」なのだ。もう一度、言う。「4つ編み」ではなく「8つ編み」なのだ。

なので、同じ太さの場合単純計算だと「強度が2倍」になるということのように聞こえるが、ここは注意が必要。

8つ編み

実際は、多くの場合一段階太いラインと同様の強さになる。「0.8号」付近の「X8」と「X4」を比べた場合、下記のようになる。

  • 弾丸 BLADE X8
    • 0.6号 14LB
    • 0.8号 16LB
  • 弾丸 BLADE X4
    • 0.6号 12LB
    • 0.8号 14LB

上記のようにワンランク細くても強いラインを手に入れられる。つまり、釣りのスタイルを進化させてくれることを約束してくれるという意味にも近い。

この特性を利用すれば、今使っている自分のラインを「細く」変える可能性があるということになる。ラインが細くなれば、釣果が変わってくる。これは、間違いない事実。

「魚へのプレッシャー」・「飛距離」・「感度」・「操作性」すべてが向上し、新しいエリアへとアングラーを誘導してくれるというわけだ。

しかし、すべてがうまくいくわけではない。もう一つ忘れていけない点が釣り人にはある。

それは「ラインカラー」。

「弾丸 BLADE」には、「魚種別」として「ラインカラー」が違ったものが発売されている。なぜ、ラインカラーが違っていると「魚種」が変わってくるのか?

カラーバリエーション

それは、魚から「ラインが見えている」という事実があるからなのだ。

釣り人から、「ライン」が見えるように魚からも「ライン」は見える。その見え方が「魚種」・「昼夜」・「水色」・「明暗」などでも変わる。もちろん太さでも。

実際に水につける
(PEラインのカラー別で水につけてみた。色は「ホワイト」・「グリーン」。写真では分かりずらいが、「グリーンの方が、見えずらい」)

なので、カラーにもこだわる必要が実際にはある。これは、メーカー側の区分けを参考にしつつも、自分のフィールドにあったカラーを見つけたほうがよい。

シーバスからエギング・ショアジギングまでにも対応してくれる号数のバリエーション

号数バリエーションが豊富なのも、「弾丸 BLADE X8」の良いところ。

アングラーそれぞれの釣りスタイルに合った、ラインを選択することができる。

「0.6号」〜「2.0号」を基本とし、マルチカラー(ラインで距離がわかる)については「0.6号」〜「3.0号」までラインナップがある。

「3.0号」まである「マルチカラー」は、すこし注意が必要だ。横に釣るショアな釣りでは、前段でも話したが「ラインカラー」がコロコロ変わるのはあまり宜しくない。基本的には、「オフショア(バーチカル)」な釣りで使うものと思ったほうが良い。

バリエーションをうまく活用する方法の一つとして、「替えスプール」と「号数が異なったライン」を用意すれば、突然の青物ナブラもこなせるという感じ。

これでさらにチャンスをものにできる。

実際に使って見た感想

すこぶる調子がいい。私の場合、PEを長年愛用している。その立場から言わせてもらえれば「今までと扱いは変わらないから良い」という表現になる。これは、「誉め言葉」になる。

一番気に入ったのは、シーバスで「0.8号」→「0.6号」に太さを落とせたところだ。これによって、ルアーをさらに遠くへ飛ばせるようになった。

なにも、遠くに飛べばいいというわけではないが、遠くに飛ぶ武器を得たことと同時にそれだけルアーに対し変なテンションがかかっていないことを意味する。

こんな経験は、ないだろうか?

「遠くに飛ばしても、遠くではヒットしない」

これは、自分から遠くにルアーが飛ぶほど、ルアーの動きが不自然。または、イメージ通りにルアーが動かなくなるからだ。

この問題を克服するのが、ラインを細くして「軽く」すること。遠くにあるルアーも、自然に操作することが可能になるし、ルアーのポテンシャルが長く発揮されるようにもなる。

0.8と0.6比較
(0.8号と0.6号を比較。目では、太さの違いがわからない。触ると、細いことがわかる)

あと、「ラインプレッシャーが減る」ことも見逃せない。釣れるアングラーは、ラインに気を遣う。ラインは、魚にとってストレスにしかならない。特に、水の中でのスラッシュ音は魚を警戒させる為だ。同じ場所で、「釣れる人」・「釣れない人」の差が出るときに意外と「ライン差」があることに気が付かな場合も多いからその点には注目しよう。

ラインを細くした場合の注意点としては、「ライン管理」。頻度を高めにリーダーを結びなおす癖を付けておくといいかもしれません。

ということで、釣果に伸び悩んでいる人は、今一度ラインの見直しを行ってみよう。自分の釣りにあったPEラインナップがある場合は、「弾丸 BLADE X8」を手に取って試してみる価値はあると思う。

あと、2018年3月に「シマノ」から気になる「PEライン(ピットブル8/12)」が発売されるため、こちらも発売されたら比較してみたい。

ピットブル8

釣り侍(ラボ管理者)

釣り侍(ラボ管理者)

フィッシングラボ管理者です。皆さんよろしくお願いします。釣行数は、年間100日程度。

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