
2025年早春のバチ抜け旧江戸川シーバス釣行記77cmの良型を仕留める
2025年3月1日記憶に残る一匹との出会い
春の訪れを感じさせる3月、都内屈指のシーバスポイントとして知られる旧江戸川へ釣行に出かけた。この時期の旧江戸川は、バチ抜けと呼ばれる独特のパターンでシーバスが活発になることで有名。今回、幸運にも77cmという良型のシーバスを手にすることができた釣行の模様をお伝えしたい。釣果だけでなく、当日の状況、使用したルアー、そしてバチ抜けのタイミングなど、詳細を振り返ることで、今後の釣行の参考になれば幸いだ。

春の始まりを感じる3月1日
釣行日は3月1日。まだ肌寒さは残るものの、日差しには春の暖かさが感じられる絶好の釣り日和だった。旧江戸川は、年間を通して多くのアングラーが訪れる人気のフィールドであり、特にバチ抜けシーズンは賑わいを見せる 。この日も、期待を胸にポイントへと向かった。潮回りは大潮で、満潮時刻を意識しながらの釣行となった。釣り場に到着したのは夕暮れ時で、これから始まるであろうバチ抜けの時合に備えた。


バチ抜けシーバス釣行場所:東京都旧江戸川
- 釣行日:2025年3月1日(土)
- 場所(ポイント):東京都旧江戸川
- 時間:18:00~21:30
- 潮:大潮(満潮18:20)
- 水色:うす濁り
- 水温:10℃
- 風:北風
バチ抜けの状況:満潮から一時間後、そしてまばらに
この日のバチ抜けは、満潮時刻からおよそ1時間後に始まった。水面をよく見ると、細長いバチがゆらゆらと泳ぎ出すのが確認できた。しかし、その数は爆発的というほどではなく、どちらかといえばパラパラとした印象だった。一般的に、バチ抜けは潮の動きと密接に関わっており、特に満潮からの下げ潮にかけて活発になると言われている 。この日も、満潮を迎えてしばらくしてからバチが抜け始めたのは、セオリー通りと言えるだろう。興味深かったのは、シーバスがヒットしたタイミングでバチの数がさらにまばらになったことだ。これは、シーバスが捕食しやすい状況になったことを示唆しているのかもしれない。


ヒットルアー:ベイルーフマニック115の威力
ルアー名 | ベイルーフマニック115 |
---|---|
全長 | 115mm |
重量 | 16g |
アクション | タイトロール(マニックムーヴ)、水面V字引き波 |
バチ抜けへの有効性 | 抜群の飛距離、中~大型バチが多いエリアで効果的、表層~水面直下を攻略 |
主な特徴 | 優れたキャスタビリティ、独特のアクション、バチ抜けパターンに特化 |


価値ある一撃77cmのシーバスとの格闘
バチの存在を確認し、集中して水面を観察していると、沖合で微かな波紋が目に留まった。バチを意識して表層を漂わせるようにルアーを引いていたところ、その波紋の付近で明確なバイトがあった。ロッドに伝わる重量感から、かなりの良型であることがすぐに分かった。慎重にやり取りを開始し、シーバスの動きに合わせてドラグを調整しながら、時間をかけて魚を寄せてきた。水面に姿を現したのは、堂々とした77cmのシーバスだった。力強い引き味を堪能させてくれたこの一匹は、まさに記憶に残る釣果となった。

今回の釣行でシーバスを仕留めることができたのは、DUOのベイルーフマニック115というルアー 。このルアーは、バチ抜けパターンにおいて非常に高い実績を誇ることで知られている。全長115mm、自重16gというスペックで、抜群の飛距離を出すことができる 。また、ただ巻きでボディを細かく震わせながらロールする「マニックムーヴ」と呼ばれる独特のアクションが、バチを捕食するシーバスにとって非常に魅力的なようだ 。ロッドを立ててリトリーブすることで、水面にV字状の引き波を発生させ、これがバチが泳いでいるような波動を生み出す 。特に、中型から大型のバチが多いエリアでは効果を発揮すると言われており 、今回の旧江戸川の状況にも合致していたと言えるだろう。


天候&微風がもたらした恩恵
当日の天候は微風で、穏やかな水面状況だった。風が弱いことは、バチ抜けの釣りにおいてはプラスに働くことが多い 。強風だと、水面が波立ちすぎてバチの動きが見えにくくなったり、ルアーの操作が難しくなったりすることがある。また、風向きによってはバチが特定の場所に吹き寄せられることもあるが 、この日は穏やかな風が、水面の状況を把握しやすく、シーバスのバイトを感じ取る上でも好条件だったと言えるだろう。
早春のバチ抜け今後の展望
今回の釣行で、早春の旧江戸川におけるバチ抜けの状況と、それに対する効果的なアプローチを改めて確認することができた。77cmの良型シーバスをベイルーフマニック115で仕留めたという事実は、この時期のバチパターン攻略において貴重なデータとなるだろう。バチ抜けは、潮のタイミングや天候など、様々な要因によって状況が変化する。しかし、今回の経験を踏まえれば、満潮から1時間後を目安にバチの動きを注視し、状況に合わせたルアーローテーションを行うことが重要だと考えられる。特にベイルーフマニック115は、その飛距離とアクションで広範囲を探ることができ、今回の釣果が示すように、初期のバチ抜けパターンにおいて非常に有効なルアーであると言える。今回の釣行が、今後の旧江戸川でのシーバスフィッシングを楽しむアングラーにとって、少しでも参考になれば幸いだ。
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